いつも川の写真ばかりなので、大きくはないけど美しい魚だけチョイスして掲載
山女魚と虹鱒はかなり体高が出てきて幅広に育っている
岩魚も放流されたばかりにしては綺麗な容姿だった
先週、参戦するつもりで準備していたのに、アラームをオンにし忘れて起きた時には川に立つべき時間だった
今年のGWは10日間の長丁場。天気も良さそうだし、連休の谷間にあたる5月1日2日なら高速道路もそんなに混んではないだろうと桂川へ
実は1日に郷里群馬の高崎であいみょんのライブがあり、リセール狙いで応募していたから当たれば利根川での釣り三昧も兼ねて帰省しようかとも考えていたのに、前日に落選のお知らせ
ホームグラウンドでのんびりテント泊して遊ぶことにした
1日目
城南橋からの入渓
此処から釣り始めるのは久し振り
かつては一番好きなコースだったけど、入渓し易いためいつも先行者が居たりするので最近は敬遠していた。橋のたもとにできたキャンプ場も釣り人立入禁止などと世知辛い看板立てているのも気にくわないし
橋直下のポイントは放流量の多い淵なので、未だかなり残っており数尾を釣り上げる。小さいながらも山女魚ばかりなので気持ちいい。コツコツあたるのはこの時季特有の稚鮎だろう
次の入渓ポイントである普門寺までは頻繁に竿がしなり快調だ
名所普門寺バケと呼ばれた淵は砂礫で埋もれてしまったが、またいつか出水で復活することだろうと期待しながら竿を振る。普門寺から上流は谷が深まり静謐な渓相となり、柄杓流川合流まで孤独な釣り場。ロケーションは抜群なのに、それまでとは丸切り違う川に来たように魚信は途絶え、結局1尾しか釣れなかった
今季初のテント泊
2日目
城山大橋の川縁にテント泊して、朝はそのまま上流へ向かう
左岸にも右岸にも藤の花が咲き乱れて川はいつになく艶やかだ
光源氏が愛した藤壺の宮はこんなに華やかで色香を伴った女人だったということかしら
そんな事も想像しながら滑る石に恐る恐る足を乗せる
藤棚に咲く藤の花も美しいけれど、渓流の大木に伝うこの美しさには到底及ばない
釣りの方は苦戦
初っ端に虹鱒を瀬で獲ったきり、有望なポイントでも無反応が続く
昨日釣り始めた城南橋が近づくと漸くアタリが出てきて、以前から良く魚の付く瀬で虹鱒ばかり10尾くらい連続して釣れ盛る。監視員のおじさんの話によれば、冬の間釣り人のいない川は川鵜天国になるのだそう。然るに鵜が潜り易い淵の魚はあらかた喰われてしまい、鵜が狩をしない瀬にいた魚だけが残る・・・。本当だろうか?・・・でも、二日間で何羽もの鵜を見かけるとあながちデマとは思えない
根本的な対策って無いものなのか
2時過ぎからは大物を狙いに川茂吐き出し口下流の大場所で粘ってみたが、今回も全くアタリ無し。鵜のせい?
夕方は田野倉に行ってみたが、三月同様こちらもアタリ無し
二日間川を歩き、足はガタガタだ
深淵の淀みには一昨日の風で散らされた若紫が漂う