田原滝上流の蒼龍峡に入渓しようと朝イチで駐車場に到着したけど、水量が多くて今回は見合わせた
こんな時は東桂の滑床上流が面白いかなと車を走らせる
放流物の山女魚がいくつか釣れるけど、大型や美形には出会えない
取水堤から上流は虹鱒ばかりになり境橋まで到着
小さな駐車スペースには四台もの車がひしめいている
とっとと場所を譲り、次の入渓地点である鹿留合流から釣り上がる
川幅が狭く両面護岸されているので竿は6・1mの短いものを使う
15cmに満たない虹鱒の幼魚がうるさく餌を追う
それでも大場所には尺を超えた美しい虹鱒が跳ねる
この後あきらかに50cmオーバーのモンスターや瀬を急スピードで遡るパワー魚が掛かるけど、ゼロ調子の短竿に04の糸では太刀打ちできず
カウント400まで頑張ったのに、ことごとく糸を飛ばされ玉網にはおさめられなかった
それでも楽しかったから満足。固い竿太い糸なら漁れるだろうけど、一本竿の楽しみはこの刹那なのだ
ルアーやフライでは味わえない歓び
東桂の取水堤から吐き出される水飛沫
時たま濁りが入り、田植えが始まったことを知らせてくれる
夜、天気が不安なので車中泊
翌朝、落合の周辺でお茶を濁す
放流虹鱒が弱いアタリで釣れるけど、相変わらず渓相の割には魚影が少ない
頭上にはリニア新幹線
謎の静岡県知事が反対しているから、いつになったら完成するんだろう?
完成しても、長らく実験線として場所を提供していた都留市には何のメリットも無い
今は世界で唯一リニア新幹線に搭乗できる窓口なのに、名古屋に行くにせよ東京へ出かけるとしても、何倍もの労力と時間とお金を使って甲府に出るか橋本まで行く必要がある。なんだかなぁ。結局、大都会に住んでる人の利便性に良いように使われているだけだ
100mしか離れていない小さな鉄橋上を超ローカルな富士急がトボトボ走って行くのも
なんだかあわれ