今年もシーズン毎に秀作はあったけど、9割は駄作で観続けるのが苦痛に感じたドラマも多かった
2023秋も序盤だけで言うなら、粒揃いな予感がするのだけれど
「ブギウギ」
趣里が朝ドラのヒロインに抜擢されるとは思わなかった
血筋から言えば水谷豊と伊藤蘭の娘なんで不思議ではないのかもしれないが、癖の強い映画やテレビドラマなら脇で印象的な役柄が取り柄だと思っていたから少々驚きだ
母親譲りの踊りと歌が生かせる役なのも追い風だったのかもしれない
モデルの笠置シヅ子は流石にわたくしにも親近感は無く、芸能史史上の人物でしかない。序盤は少女歌劇団での集団劇なので楽しんで観ることができる
「時をかけるな、恋人たち」
30分の深夜ドラマなのに主役が吉岡里帆と永山瑛太というのは随分贅沢だ
脚本は舞台を中心に活躍している上田誠。とぼけた設定の中で現代人の吉岡里帆が未来から会いに来た瑛太との関係を育むのが縦糸であり、各エピソード毎に時を駆けない恋人たちの恋愛物語が語られるのだろう
取りあえず第二話の未来から駆け落ちしてきた年の離れた女教師と男子生徒の帳尻合わせは見事な脚本で、これからの進展を期待させるのに十分だった
「コタツのない家」
小池栄子、吉岡秀隆、小林薫という役者を揃え今時のホームドラマを作るというのは、ありそうで中々お目にかかれないチャレンジなのかも
父親、夫、息子 どれもがそれぞれダメ男子で、彼らを仕切りながら明るく家庭も仕事も切り盛りしてゆく女傑に小池栄子はぴったりだ
序盤は役者同士の呼吸が微妙に合ってない気がするのだが、これからの流れに注目していきたい
血筋から言えば水谷豊と伊藤蘭の娘なんで不思議ではないのかもしれないが、癖の強い映画やテレビドラマなら脇で印象的な役柄が取り柄だと思っていたから少々驚きだ
母親譲りの踊りと歌が生かせる役なのも追い風だったのかもしれない
モデルの笠置シヅ子は流石にわたくしにも親近感は無く、芸能史史上の人物でしかない。序盤は少女歌劇団での集団劇なので楽しんで観ることができる
「時をかけるな、恋人たち」
30分の深夜ドラマなのに主役が吉岡里帆と永山瑛太というのは随分贅沢だ
脚本は舞台を中心に活躍している上田誠。とぼけた設定の中で現代人の吉岡里帆が未来から会いに来た瑛太との関係を育むのが縦糸であり、各エピソード毎に時を駆けない恋人たちの恋愛物語が語られるのだろう
取りあえず第二話の未来から駆け落ちしてきた年の離れた女教師と男子生徒の帳尻合わせは見事な脚本で、これからの進展を期待させるのに十分だった
「コタツのない家」
小池栄子、吉岡秀隆、小林薫という役者を揃え今時のホームドラマを作るというのは、ありそうで中々お目にかかれないチャレンジなのかも
父親、夫、息子 どれもがそれぞれダメ男子で、彼らを仕切りながら明るく家庭も仕事も切り盛りしてゆく女傑に小池栄子はぴったりだ
序盤は役者同士の呼吸が微妙に合ってない気がするのだが、これからの流れに注目していきたい
「君に届け」
原作が大好きで、ブックオフに通って女の子たちに囲まれながら立ち読みをしたものだ
多部未華子と三浦春馬の主演で映画化されたのも観ているが、長大な物語が端折られ過ぎていて違うものを見せられた気がした。鉄板の少女漫画の世界を今時テレビドラマにしたのはなぜだろう?それも深夜枠だし。南沙良も鈴鹿央士も若手の成長株で演技力もあるから良いんだけど、あんまり話題にはなってない。監督がアオハル名手新城毅彦だからキュンとさせてもらえそうだ
連ドラとはいえ原作全部をやれるとは思えないので、どこでフィナーレにするのだろう。切りがいいのは文化祭の告白と打ち上げの大団円辺りかなと想像しながら楽しんでいる
「いちばんすきな花」
このドラマが決してダメな訳ではなく、あの「silent 」が傑出していただけなんだ
生方美久の脚本は多少強引ではあるけど所々に深く頷かせる含蓄が散りばめられ、坂元裕二が書きそうな男女の友情やら恋愛感情に挑戦していて見応えはある。序盤に気になっているのは、演出が大袈裟な気がするところか。ふぞろいの林檎たちのテンポを感じてしまうのはわたくしたちの世代だからかな
多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が生方美久版カルテットを演じる。それはそれでキャラクターがしっかり描かれているので悪くないのだけど、第一話で登場した中野太賀と多部未華子の兄妹の様な友情話しを観たかったと思っちゃった
「下剋上野球」
鈴木亮平と黒木華の組み合わせで高校野球というのも面白い
お話は何度か聞いたことのあるようだから手堅く感動的なドラマにはなりそうだ
脚本奥寺佐渡子 演出塚原あゆ子 プロデュース新井順子 これ以上ないスタッフなので、想像を超えるとんでもない作品になるかもしれないし、TBS日曜ドラマ枠だけど前作にタップリお金は使っただろうから、この作品はお金をあまり使わずそこそこの視聴率が取れれば合格ラインと思っているようにも感じる。派手な演出や外連味たっぷりの演技とかうんざりなので、地味に日曜夜を楽しみたい