眩く輝く若葉が一年で一番美しい山の景色を際立たせます。
山梨桂川でドップリ二日間お魚釣りを楽しみました。
初日28日は快晴の気持ち良い天気です。
中央高速支線富士五湖に向かう高架橋が跨ぐ平瀬から釣りを始めます。
釣れません。アタリさえありません。昨年もそうでしたが、絶対的な放流量が減っているのではないでしょうか?漁協に確認すべきかもしれません。ゴールデンウィークだというのに釣り人が少ないのも不思議です。若い方は渓流釣りなど興味ないんでしょうね。子供の姿などこの数年見かけたことありませんもの。
やってみれば楽しいんですけどね。(うちの息子二人もかつて連れて行ったけど結局川には行かないですからそういう事なんでしょう)
唯一写真に残せるような山女魚が釣れました。
25cmくらいの美しい魚体です。丸々太って元気いっぱいです。
お昼は吉田うどんを食べて、四時には納竿しました。
夜は寒そうなので、道の駅で車中泊しました。日暮れとともに寝て暁に目覚めます。それでも10時間も寝てました。朝起きて驚いたのは、隣りの車の男一人女三人が、西方に向かってお祈りを捧げていたことです。イスラム教徒の外国人でした。世界は確実に狭くなってます。
二日目、空は雲が多く少し風も出てきました。
初日は釣れないだけじゃなく、20年近く愛用してきたお気に入りの竿を折ってしまう哀しみもありました。8m50cmの長竿ゼロ仕様(軽くて細糸に対応)は桂川下流域や利根川などの本流釣りには絶対に必要な竿でした。川茂堰堤下流の広い川幅にも最近頻繁に使用してましたので、ショックは大きいです。もうとっくの昔にモデルチェンジしているから、パーツの取り換えはきかないだろうと思います。買うにも6万以上するから考えどころです。
5時半に降り立ったのは、一昨年の大水で通行不可になった川茂堰堤上流です。寿取水堤で取られた水が吐き出される場所からのスタートです。かつて通い詰めた大型虹鱒釣りのポイントです。
4m以上もある深い淵の底には40cmオーバーのモンスターがいるので、糸は08号針は鮎掛け針矢島型11号の特別仕様で臨みます。錘も底を叩くように沈めるため4Bを選びます。餌になる黒川虫は出来るだけ大きいものにしたいから、先ずは餌とりから始めます。川茂堰堤上流は餌が豊富なので、簡単に集まるのが良いところです。
何投目かで掛かった手応えは、近年稀にみる重いアタリ。一瞬でモンスター級だとわかる重量感。竿を上げ竿で止めて、暫く様子をみます。糸がビュウビュウ鳴るのも久し振りの感触です。40cm未満の魚は2~3分もすると底から浮いてくるのですが、虹鱒特有の飛びもしないし深く潜航したままグイグイ竿を絞り込みます。前日竿を折ったばかりの悪夢が蘇り、ほんのチョットテンションを緩めた瞬間下流に走られました。ついて行こうとしましたが、あっさり08の糸が引き千切られゲームセット。
丸々一日大物と格闘して、写真にあるようなモンスターを筆頭に10尾近くの尺上と出会う事が出来ました。写真を撮って、流れに帰す時には「またね、バイバイ」と声をかけます。次に会える時はもうひと回り大きくなっているでしょう。楽しみです。
富士の湧水がつくる豊潤で清らかな流れは、渓流魚が喜びそうな深瀬となってわたくし達釣り人を誘惑します。
傾く陽に川面が映えます。
楽しい二日間でした。足腰ガタガタです。
秋山温泉でのんびり湯浴みしてから横浜に帰りました。
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