映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

映画 大雪海のカイナ ほしのけんじゃ

2023-10-22 07:36:00 | 新作映画
今年の冬アニメとして放送されていたテレビアニメをプライムビデオで観ていた

世界観が宮崎駿っぽかったり、登場するロボットがエヴァーの雰囲気だったりするので、既視感はあるけれどお話はダイナミックだし絵の美しさはテレビよりも映画に向いていると思っていた

物語は完全にテレビアニメの続きだから、テレビを観ていなかった人には何のことだかよく分からなかったに違いない。最近の劇場版はアニメに限らず、ヒットドラマなんかでも下地を理解している前提で作られている
制作もテレビ局主導だから仕方ない

テレビ版で争った生きるために必要な水の利権を巡って、根本的な解決を目指す旅が始まり主人公カイナとリリハが活躍するといった王道の物語。最後は浄化された地球に戻っていくところまでナウシカだ


映像としては大画面で観せる映画にあっているのだけれど、お話は1時間40分に詰め込むのは無理があった。結果として、セカンドシーズンのテレビアニメにして12話くらいかけた丁寧な語りの方が良かったと思う

文字を持たない人々が前時代にあった文字に触れて、新たな文明を築いていく様な奥行きも欲しかったなと感じる

失敗作とは思わないけれど、映画化が必ずしも正解だとは思えなかった

2023秋ドラマ 6選

2023-10-21 09:11:00 | 旧作映画、TVドラマ

個人的な感想だけど、民放の連ドラの粒が揃うのは秋ドラマじゃないかと思っている
今年もシーズン毎に秀作はあったけど、9割は駄作で観続けるのが苦痛に感じたドラマも多かった
2023秋も序盤だけで言うなら、粒揃いな予感がするのだけれど


「ブギウギ」
趣里が朝ドラのヒロインに抜擢されるとは思わなかった
血筋から言えば水谷豊と伊藤蘭の娘なんで不思議ではないのかもしれないが、癖の強い映画やテレビドラマなら脇で印象的な役柄が取り柄だと思っていたから少々驚きだ
母親譲りの踊りと歌が生かせる役なのも追い風だったのかもしれない
モデルの笠置シヅ子は流石にわたくしにも親近感は無く、芸能史史上の人物でしかない。序盤は少女歌劇団での集団劇なので楽しんで観ることができる

「時をかけるな、恋人たち」
30分の深夜ドラマなのに主役が吉岡里帆と永山瑛太というのは随分贅沢だ
脚本は舞台を中心に活躍している上田誠。とぼけた設定の中で現代人の吉岡里帆が未来から会いに来た瑛太との関係を育むのが縦糸であり、各エピソード毎に時を駆けない恋人たちの恋愛物語が語られるのだろう
取りあえず第二話の未来から駆け落ちしてきた年の離れた女教師と男子生徒の帳尻合わせは見事な脚本で、これからの進展を期待させるのに十分だった

「コタツのない家」
小池栄子、吉岡秀隆、小林薫という役者を揃え今時のホームドラマを作るというのは、ありそうで中々お目にかかれないチャレンジなのかも
父親、夫、息子 どれもがそれぞれダメ男子で、彼らを仕切りながら明るく家庭も仕事も切り盛りしてゆく女傑に小池栄子はぴったりだ
序盤は役者同士の呼吸が微妙に合ってない気がするのだが、これからの流れに注目していきたい

「君に届け」
原作が大好きで、ブックオフに通って女の子たちに囲まれながら立ち読みをしたものだ
多部未華子と三浦春馬の主演で映画化されたのも観ているが、長大な物語が端折られ過ぎていて違うものを見せられた気がした。鉄板の少女漫画の世界を今時テレビドラマにしたのはなぜだろう?それも深夜枠だし。南沙良も鈴鹿央士も若手の成長株で演技力もあるから良いんだけど、あんまり話題にはなってない。監督がアオハル名手新城毅彦だからキュンとさせてもらえそうだ
連ドラとはいえ原作全部をやれるとは思えないので、どこでフィナーレにするのだろう。切りがいいのは文化祭の告白と打ち上げの大団円辺りかなと想像しながら楽しんでいる

「いちばんすきな花」
このドラマが決してダメな訳ではなく、あの「silent 」が傑出していただけなんだ
生方美久の脚本は多少強引ではあるけど所々に深く頷かせる含蓄が散りばめられ、坂元裕二が書きそうな男女の友情やら恋愛感情に挑戦していて見応えはある。序盤に気になっているのは、演出が大袈裟な気がするところか。ふぞろいの林檎たちのテンポを感じてしまうのはわたくしたちの世代だからかな
多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が生方美久版カルテットを演じる。それはそれでキャラクターがしっかり描かれているので悪くないのだけど、第一話で登場した中野太賀と多部未華子の兄妹の様な友情話しを観たかったと思っちゃった

「下剋上野球」
鈴木亮平と黒木華の組み合わせで高校野球というのも面白い
お話は何度か聞いたことのあるようだから手堅く感動的なドラマにはなりそうだ
脚本奥寺佐渡子 演出塚原あゆ子 プロデュース新井順子 これ以上ないスタッフなので、想像を超えるとんでもない作品になるかもしれないし、TBS日曜ドラマ枠だけど前作にタップリお金は使っただろうから、この作品はお金をあまり使わずそこそこの視聴率が取れれば合格ラインと思っているようにも感じる。派手な演出や外連味たっぷりの演技とかうんざりなので、地味に日曜夜を楽しみたい

江ノ島 大人遠足

2023-10-16 09:04:00 | お遊び

会社の若き同僚と江ノ島で丸一日遊び呆けた

秋晴れ、気持ちいい汐風

島に渡るとすぐ、女の子たちはシラスコロッケやらタコせんべいにかぶり付いている

階段を昇り降りして、島の裏側にある磯まで行くと薄雲の間から富士山が見える

昼食は駅前まで戻りビール飲みながらシラス丼を頂く  美味い













イルカショーに間に合うよう大急ぎで新江ノ島水族館に向かい、最前列で跳ねる海水を浴びる

土曜日の午後は家族連れやカップルで大賑わい

水族館の後は定番の日帰り温泉

島まで戻り小洒落た江ノ島スパアイランドで入浴

大きなお風呂からは海が一望できる

富士山は雲に隠れてしまったが、夕闇に紛れてゆく景色に心は蕩けてしまう





風呂上がりの宴会は路面の居酒屋で煮付けやシラスピザなどの海鮮を肴に盛り上がる


今年も20代前半の若者に混ぜて遊ばせてくれたことに感謝

会社員人生も残り三年

来年もこうでありたいと願う


みんな、おじさんと遊んでくれてありがとう






奥様は還暦

2023-10-13 07:48:00 | お料理

いつしかねー

そう、それはいつしか訪れる事なんです

わたくしのお嫁さんになってくれて35年

自分の連れあいが還暦を迎える事になりました

娘が幹事を引き受け、シュラスコのお店でお祝いです

娘夫婦、息子夫婦、たっくん 7人で沢山お肉いただきました





奥様がお祝い返しにハンドタオルを贈りました

書かれた言葉はイタリア語で「人生は祭り」

フェリーニの傑作映画で発せられた後世に残るフレーズです

今までの人生同様、これからも祭りの様に賑やかで楽しく過ごせますように








Not OK な事、そうじゃない事

2023-10-09 08:10:00 | お遊び

終わっちゃいました
負けちゃいましたね

素人目線で恐縮ですが、2023大会は粗が目立ちました
立ち上がりが悪いのは今までも同じですが、空中戦の弱さや強引な突破に脆いディフェンスが目につきました
ラインアウトでこぼしたり、ハイパントの競り合いで全く勝負にならなかったり
2015大会や前回2019大会ではダブルタックルがピンチを救ってくれたのに、アルゼンチン戦とかサモア戦ではかなりスルーされて簡単にトライ奪われていました

スクラムの完成度は高くなっているし、キックからの展開もバリエーションが広がった気がするのでマイナスばかりじゃないんですけど。松田選手のゴール確定率95%は凄かったです。一本しか外していません。これもジャパンの伝統的な強みでしょう

辛うじて予選リーグ3位になったので次回大会も出場出来ますので、ヘッドコーチが誰になるのかわかりませんが弱点を克服したチームに作り直して欲しいです。せっかくティア1(とは言わないらしいですが)の仲間入りしたので、ベスト8以上は常に目指さねばならないチームなんだと思います

今危惧しているのは二つ
この敗戦で日本国内の応援熱がまた下がるだろう事
今回のW杯をちゃんと観て応援していた人がわたくしの周りにはおりませんでした。2019大会ではあんなに盛り上がったのに、まだまだ日本のラグビーはマイナースポーツなんですね
選手の老齢化は喫緊の課題です
リーチ始め30代の選手に次を求めるのは酷でしょう。名前を知られた主力メンバーが2027大会に出ているようでは一勝もできないでしょう。そうかと言って若手の有望株っているんでしょうか?外国籍の選手だってポッと来てジャパンになったわけじゃないから、10代20代前半の登用が不可欠です

このままではNot OK


さぁて、あいみょん追い焚き公演が始まりました
半年以上前から楽しみにしていたライブまであと2週間あまり
セットリストも何となく伝わってきました。4月〜7月までの公演と同じじゃないんですよ
驚きましたが、無茶苦茶嬉しい選曲です。恋をしたから♩が聴けないのは残念ですが、今年リリースされた新曲が全部聴けます。追い焚き公演で良かったァ

先日配信された新曲聴いて思ったのは、吉田拓郎が作ったの?
拓郎全盛期の名作の匂いを感じさせるナンバーなんです。60〜70歳世代の方には甘酸っぱさを思い起こさせる涙モンです。何であいみょんはあんな歌が作れるんでしょうか

これはNot OK なんかじゃありません