むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

エンブリオ(上)(帚木 蓬生 )集英社文庫

2009年10月31日 | 読書


娯楽作品に徹しているように読めるが、内容はかなりハードである。
胎児をとことん利用した超最先端医療に手を染めていく病院長の主人公。
胎児に対しては徹底して冷淡な彼だが、患者に対しては、やさしく思いやりがある2面性をもつキャラクターを読めるのが帚木 蓬生の小説の楽しいところである。
(上巻)なので、まだまだ、導入部だが、著者が医者だけあって、リアルすぎて怖い。
(下巻)も期待しています。
コメント
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