死刑廃止の議論がまた浮上してきました。
わたしが生まれてきてから半世紀、いつの間にか湧いてきて、いつの間にか収まって、現状にもどるを繰り返しているような気がします。
廃止派も存続派も報道されている主張だけに絞って言えばどちらもずれているので議論が進展しないのでしょう。
それだけ、難しい問題だということでもあります。
存続派の主張
被害者の気持ちを考えると必要
↓
死刑は被害者の復讐のために行うわけではない。
廃止派の主張
冤罪の可能性があるので危険
↓
冤罪を無くすことと死刑を無くすことは別の問題である。
この辺り↑は、論点がずれているので議論から排除すべきです。
そこそこ納得できる主張
存続派の主張
死をもって償うしかない犯罪の存在
重大犯罪の抑止力として必要
廃止派の主張
ん? ない? 何かないのか?
世界の潮流→どういう理由で廃止傾向にあるのか理論的な調査結果が必要。
死刑は野蛮→公正な裁判の結果であるのだが、なぜ野蛮なのか理解しがたい。
冤罪の場合、取り返しがつかない。
↓
懲役刑でもそれは同じ。
終身刑を導入→「凶悪犯を税金で一生面倒見るの?」という疑問に答えられない。
もう少し廃止派が頑張らないとまた、この議論は消えてしまいます。
また、何度も消えてきたのでしょう。
がんばれ、廃止派!