帯を見ると、スーパー中学生と書かれているので、過剰な宣伝だろうと思い、それを確かめるために手に取りました。
作者のプロフィールを見ると、好きな作家「志賀直哉」「吉村昭」となっており、驚きました。
志賀直哉は、イケメン文豪(笑)なので納得できますが、吉村昭を中学生が読んで理解できるのか甚だ疑問でした。
お手並み拝見と書き出しを読んでみると、「うまい!」。文章も、読者の興味の引き方も一流作家奈美だと感じました。
さっそく、ブックオフに行って(笑)購入しました。
文章は、下手な直木賞作家より巧みです。話の展開もプロです。
小学生~中学生が書いたものに、その辺の編集者が手を入れただけとは思えませんでした。
天才と言うしかないですね。
語られている哲学も、自分に合っているので、内容も面白く感じました。
つうか、おっさんの哲学だろう、これ。
ちなみに表紙のおじさんみたいなのは、お母さんです(笑)