むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『蛍川』宮本輝(角川文庫)

2020年05月20日 | 読書
色々なところから出版されていますが、角川文庫版は太宰治賞『泥の川』と芥川賞『蛍川』の豪華二本立てです。
若いころ読んだときは、特に感銘を受けませんでしたので、年を取ってから読んでみるとどうだろうと思い再読してみました。
人生において、生活を変える大人の決断の陰で、子供たちも出会いと別れを体験する、そんな瞬間が絵が描かれていました。
昭和30年代の風情をギリギリ知っている年代なので、懐かしさも感じます。
急速に変わっていく社会の中で、子供たちの生き生きとした生活の様子が感じられます。
コメント
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