著者は、隠れ繊細さん(HSS型HSP)専門のカウンセラーという変った職業をしています。ニッチな職業のように見えますが、自分がHSS型HSPだと自覚してカウンセリングを受けに来る人がたくさんいるのでしょう。
「繊細さん」の本が売れて、その性質が明らかになっていますが、社交性の高さにより、繊細さんのように見えない繊細さんが「隠れ繊細さん」であるとされています。
この本は、隠れ繊細さんのために書かれているので、そうじゃない人に刺さらないかと言えば、そうとも言い切れないと思います。誰でも少しは、その傾向をもっているのではないでしょうか。人間の心理はグラデーションのようなもので、はっきり線を引けるわけではありません。
わたしの場合は、隠れ繊細さんの診断をしてみると、若いころは、その傾向が強かったと感じました。歳をとるとバランスが取れてきて極端な傾向は無くなっていきますからね。
とは言え、かなり一致するところが多かったので、興味深く読みました。
結局のところ、自分を理解し、それを認めることから始め、自分の性質を許して楽に生きる道を見つけると、他の啓発本と同じような結論に落ち着きました。
とは言え、さすが専門家と歌うだけあって、きめ細かなアドバイスとワークが提案されています。
もし、外向的だけど、内心は嵐が吹き荒れているような人は、手に取ってみてはいかがでしょう。
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