題名にある図とは、供給曲線と需要曲線のこと。ミクロ経済でもマクロ経済でも為替変動でも金融政策でも、すべてこの図に当てはめると、単純に理解できると言うのです。
ミクロ・マクロ経済くらいは高校の社会科で習うので、簡単すぎるかなと思いましたが、ニュースで取り上げられる為替相場や増税・減税の効果など、わかりやすく解説されていました。キャスターやコメンテーターの発言で、どこを無視して、どこを聴くかが整理されて有意義でした。
著者は、この図に当てはめれば経済の9割は理解できると言います。残りの1割は、各人の技量だと主張していました。
わたしは、残り1割はハッキリと解らないので、気象と同じく、経験則や統計等を元にした勘であると理解しました。経営・経済の専門家で仕事をしている人でも、ほとんどの人が間違えるのは、その1割がカオスの中にあるからでしょう。
とは言え、9割を理解するには、これだけで十分だと言うので、投資などを躊躇している人は、基礎知識として読んでおくのも良いかもしれません。
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