むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『(合本版)旅人、《愚者》』丸木戸サキ(魔女のアルカナ文庫)

2023年01月09日 | 読書
なんと6冊の本を1冊にまとめたお得な本。
とは言っても大体500ページ台なので、それほど厚くはありません。(電子書籍なので厚さの実感はありませんが)
タロットカードは、美しい絵が描かれた78枚のカードを展開して占う道具です。
わたしも、タロットカード占いが好きでたまに展開してみます。
カード単体ではなく、展開されたカードで物語を作り読み取るのがリーディングです。ですから、占い師には、即興で物語を作る能力がいります。小説や漫画などストーリーづくりが好きな人と相性が良い趣味ですね。
ということで、この本は、占い師による各カード1枚ずつ、だいたい順番に出た場合のストーリーブックとなっています。
自分としては、ランダムに並んでいた方が面白そうだと思いますが、小アルカナカードの場合は、順番に並んでいた方が本来の物語が生きてわかりやすいでしょう。
カード1枚1枚に描かれている情報量が多いのもタロットカードの特徴ですので、読み方によって十人十色のストーリーを導き出せると思います。
他の占い師が、各カードのどこから何を引き出すかも興味深く読めました。
タロットカード好きな人にお勧めです。


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