老齢者医療の最前線で働いていた医師である著者(62、3歳くらい)が考えた老後の生き方です。
死に方は自分で決めた方が良い。延命治療が自宅療養か看取り施設か、その他いろいろです。
ある程度、しっかりしているうちに決めておかないとこんなはずじゃなかった最後が待っています。
よく医者が言っていますが、ガンの治療も善しあしで、副作用に苦しみながら延命するより、副作用無しで生きるだけ生きて、最後に短い間苦しんで死ぬ方が良いかもしれないということもあります。
数値にこだわり過ぎず、自分の基準を見つけて、その範囲で好きに生きた方が幸せと言うことです。
この何でも自分で決めるということが普通の人にはしんどいのですが、それができないとそれなりの状況の死が待っているということです。
死を恐れすぎず、今、やりたいことをして生きられるとベストなのでしょうが、それができない生き方もまた乙だと思うのです。