チンギスカンの生涯を描いた井上靖の代表作です。
チンギスカンと言えば、ユーラシア大陸のほとんどを征服したモンゴル帝国を築き上げた英雄で、自分のY遺伝子を一番多く残した男の中の男でもあります。
父が死んだとき集落の者たちは彼の家族を捨て去っていき、母と弟・妹たちだけになった一つの幕舎から、モンゴル帝国が始まったという壮大な物語になっています。
そんなところですから、国と言う概念がなく、法もない無法地帯より物語が展開されるのですから、現代日本の価値観・道徳観などはまったく通用しません。
おどろかされることばかりでした。
若きチンギスカンは、自分に反抗する父が違う次男を殺し、次男に加担していた三男を殺さず生かします。
これによって、家族を一つにしたチンギスカンの戦いが始まります。
裏切る者もいれば、古い約束を守る者もいて、多くの価値・道徳が混とんと混ざった世界が展開されます。
これが、降伏する城の者は傷つけず味方にし、反抗する城の者は皆殺しにするモンゴル軍の方針になっていくのです。
人類初のグローバル国家(黒人、白人、黄色人が混在)を作り上げる原動力になったのでしょう。
ある意味、人間の本質を描いているとも言えますが、島国の日本人には理解しがたい大陸の気質を知る一助になりました。
大混乱の新潟市でした。
新潟県でも一番雪が降らない新潟市中央区に集中した大雪、一晩で80cmという無茶降りでした。
交通は大混乱で、除雪がまったくはかどらず片側2車線の県道が1車線しか使えない状況です。
こういうこともあろうかと週明けからやれる仕事は全部かたずけておいたので仕事は有休にしました。
車を掘り出すだけで半日くらいかかりそうだし、職場につくまでに何時間もかかり職場の駐車場へ入れるだけでまた何時間もかかりそうだし帰ってくるのにまた何時間かかるかわかりませんからね。
と、いうことで、車を使う予定はなかったのですが、一応、掘り出しておきました。
隣の車はつぶれないのだろうか。
新潟市を中心にどかっと来ました。
朝はほとんど雪が無かったのですが、仕事が終わって帰ろうとすると車が雪で埋まってました。
発進は良いのですが、帰り着いた自宅の駐車場は雪に埋もれているので、きれいにしてから止めねばなりません。
良い運動をしました。
冬の枯れ草しかない山腹に鮮やかな白い花を発見しました。
ヤツデの花かと近寄ってみると、セリ科のようです。
花の咲き方からシシウドのようですが、夏に咲くはずの花がなぜ冬に?
葉はなく茎の上の方だけ土から出て咲いていました。