こんにちは。
学生さんは長い夏休みの始まりの8月ですね。
これだけ長い休みは
社会人になったらめったに取れませんので
いろんなことにチャレンジしてみてください。
私のチャレンジはブログ更新★
『夏の自由研究』で今月も行きます。
◆仕事についてのヒント
作家の塩野七生さんの近著「日本人へ」(文春新書)
を読んでいたら
興味深い記述に出会いました。
『自尊心と職業の関係』
イギリスの作家、ケン・フォーレットのインタビュー番組を見た
塩野さんは『自尊心と職業』について考えました。
長いですが引用してみます。
※※
「人は誰でも、自分自身への誇りを、自分に課された仕事を果たしていくことで確実にしていく。だから、職を奪うということは、その人から、自尊心を育む可能性さえ奪うことになるのです」(フォーレットのインタビューから)
フリーターは意欲に欠けるという人がいるが、社会的に認められることなくして、どうやって意欲的になれるだろう。
私だって、読まれないとわかれば書く意欲も失せる。
※※
塩野七生「日本人へーリーダー篇ー」(文春新書2010年)
◆まずは認められることこそ
塩野さんは、フォーレットのインタビューを聞くまでは
「職が無くなる」
ということは単に
「生活手段がなくなる」
という認識でいたようです。
『自尊心の喪失』ということが分かった瞬間
古代ローマの為政者が失業問題にどう対処してきたか
ということが本当に理解できたようだ、と書いてます。
職業=生活手段
だから失業者に職を与えれば失業問題が簡単に解決できる。
と単純に割り切ることは
古代からそう簡単にできるものではなかったようですね。
職業によって認められて
働くものの自尊心に満足が得られなければ
結局、仕事が長続きしないということが
古代ローマの為政者から学ぶ
『普遍的な仕事の本質』なのかも知れません。
◆価値観の多様化
『つまることろ、優先すべきは価値観である』(P.ドラッカー)
働くものの自尊心というのは
価値観と言い換えることもできます。
古代ローマでも失業問題はありました。
しかし生活資金の援助だけでは
容易に解決できなかったのは
『自尊心の満足』
をどうするかという事でした。
今は知識社会ということで、古代ローマよりも
無数で多様な仕事があります。
『自尊心=価値観の多様化』
ということで、現代の我々が心の底で悩むのは
自分が役にたつことで認められたい。
でも、その仕事がいったい何なのか?
なのではないかなと思っています。
◆本質を見極めて就労対策を
サービス業や飲食風俗業など、いつでも求人募集があるのに
多くの人がその方向に行かないのは
収入が少ない
肉体的にきつい
という表面的な理由の裏に
『価値観として自分がそのような仕事で認められたくはない』
とする21世紀の価値観の衝動も関係していると思っています。
※
職業に貴賎はありませんので差別はしないでね。
仕事に誇りを持たせる、または持てるような仕事を
求職者の個々の価値観に対応させていくことが
時間がかかっても、一番確実な失業対策のポイントなのだと
思っています。
◆私の論考から◆
1)
いろんな職業選択がありますので、まずはどんな仕事でも
調べてみて、冷静に、客観的に
自分の価値観と会うか会わないか調べてみるのも手です。
2)
いろんな職業選択がありますので、一番いいかなと思うのは
『自分の譲れない価値観』から仕事を選択することですよね。
3)
そうなると『自分の譲れない価値観』をどう形成していくか
というのが大切になります。
4)
これは「最初から完成されたもの」というよりは社会経験で
仕事をいろいろ経験をしていくうちに
「だんだん分かってくるもの」
『最初の仕事はくじ引きである』(P.ドラッカー)
★
インターンシップの事前課題レポート
『仕事について考えていること』なんてのがあれば
下書きで自由にコピペしてください。
★★
評価については保障しません。
ではまた。
学生さんは長い夏休みの始まりの8月ですね。
これだけ長い休みは
社会人になったらめったに取れませんので
いろんなことにチャレンジしてみてください。
私のチャレンジはブログ更新★
『夏の自由研究』で今月も行きます。
◆仕事についてのヒント
作家の塩野七生さんの近著「日本人へ」(文春新書)
を読んでいたら
興味深い記述に出会いました。
『自尊心と職業の関係』
イギリスの作家、ケン・フォーレットのインタビュー番組を見た
塩野さんは『自尊心と職業』について考えました。
長いですが引用してみます。
※※
「人は誰でも、自分自身への誇りを、自分に課された仕事を果たしていくことで確実にしていく。だから、職を奪うということは、その人から、自尊心を育む可能性さえ奪うことになるのです」(フォーレットのインタビューから)
フリーターは意欲に欠けるという人がいるが、社会的に認められることなくして、どうやって意欲的になれるだろう。
私だって、読まれないとわかれば書く意欲も失せる。
※※
塩野七生「日本人へーリーダー篇ー」(文春新書2010年)
◆まずは認められることこそ
塩野さんは、フォーレットのインタビューを聞くまでは
「職が無くなる」
ということは単に
「生活手段がなくなる」
という認識でいたようです。
『自尊心の喪失』ということが分かった瞬間
古代ローマの為政者が失業問題にどう対処してきたか
ということが本当に理解できたようだ、と書いてます。
職業=生活手段
だから失業者に職を与えれば失業問題が簡単に解決できる。
と単純に割り切ることは
古代からそう簡単にできるものではなかったようですね。
職業によって認められて
働くものの自尊心に満足が得られなければ
結局、仕事が長続きしないということが
古代ローマの為政者から学ぶ
『普遍的な仕事の本質』なのかも知れません。
◆価値観の多様化
『つまることろ、優先すべきは価値観である』(P.ドラッカー)
働くものの自尊心というのは
価値観と言い換えることもできます。
古代ローマでも失業問題はありました。
しかし生活資金の援助だけでは
容易に解決できなかったのは
『自尊心の満足』
をどうするかという事でした。
今は知識社会ということで、古代ローマよりも
無数で多様な仕事があります。
『自尊心=価値観の多様化』
ということで、現代の我々が心の底で悩むのは
自分が役にたつことで認められたい。
でも、その仕事がいったい何なのか?
なのではないかなと思っています。
◆本質を見極めて就労対策を
サービス業や飲食風俗業など、いつでも求人募集があるのに
多くの人がその方向に行かないのは
収入が少ない
肉体的にきつい
という表面的な理由の裏に
『価値観として自分がそのような仕事で認められたくはない』
とする21世紀の価値観の衝動も関係していると思っています。
※
職業に貴賎はありませんので差別はしないでね。
仕事に誇りを持たせる、または持てるような仕事を
求職者の個々の価値観に対応させていくことが
時間がかかっても、一番確実な失業対策のポイントなのだと
思っています。
◆私の論考から◆
1)
いろんな職業選択がありますので、まずはどんな仕事でも
調べてみて、冷静に、客観的に
自分の価値観と会うか会わないか調べてみるのも手です。
2)
いろんな職業選択がありますので、一番いいかなと思うのは
『自分の譲れない価値観』から仕事を選択することですよね。
3)
そうなると『自分の譲れない価値観』をどう形成していくか
というのが大切になります。
4)
これは「最初から完成されたもの」というよりは社会経験で
仕事をいろいろ経験をしていくうちに
「だんだん分かってくるもの」
『最初の仕事はくじ引きである』(P.ドラッカー)
★
インターンシップの事前課題レポート
『仕事について考えていること』なんてのがあれば
下書きで自由にコピペしてください。
★★
評価については保障しません。
ではまた。