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しぶとさもイギリス人気質に学ぼう◆ダメでも図太く交渉する◆

2010-08-08 18:25:13 | 日記
先週5日のブログにコメントいただきました
通りすがり@大学職員内定者さん

ネーム通りに内定だと思います。
改めましておめでとうございます

さて日曜日の今朝、目に留まった記事があります。

今春の大学卒業者で、就職も進学もしていない
「進路未定者」が約10万6000人
「留年生」も同数の10万6000人
(8月8日付:読売新聞「編集手帳」より)


内定がなかなか決まらない人たちへの
応援メッセージということで書きますね。


7月30日ブログもご参照ください
『危機突破はイギリス人気質に学ぼう!◆感情よりも現実処理◆』


◆粘り強いイギリス人気質


イギリス人が粘り強い、しぶといということについて
佐々淳行さんが面白い話を紹介しています。


香港に進出した大丸百貨店の支店長が
来店するお客さんから民族性の違いを話してくれた。

【日本人】
最初から値切らずに買っていき
あとから色やサイズについて返品にくる。

【中国人】
買う前に散々吟味して試着し、気に入ると必ず値切る。
しかしいったん納得しているのでめったに返品に来ない。

【イギリス人】
よく吟味して、値切り、それで『しかも返品にくる』


~佐々淳行『危機管理のノウハウ PART1』(PHP文庫1984)より


◆何世紀にわたる持続力。


※※※
英国人の難局に直面したときの驚嘆すべき粘り強さがどこから出てくるのか、
まったく不思議な民族的特徴というほかない(中略)

何世紀にもわたって七つの海を支配し、北米大陸からアフリカ、中近東、インド、
東南アジアに植民地を築きあげていった統治能力からいつの間にか編み出された
危機管理の方法論なのだろう。
※※※
(前掲書より)


イギリス人の気質が『何世紀にもわたる海外植民地の統治能力』
から編み出された、という佐々淳行さんの指摘を考えてみると


『ものごとを粘り強く長期間にわたって持続できる能力』

は繁栄の一つの基礎といえるかもしれません。


◆ダメでも交渉してみる、というしぶとさ。


国際政治や経済・金融の舞台ではイギリス人的(アメリカを含む欧米的なもの)
な駆け引きが主流です。

個人の仕事や生活・就職活動というレベルであっても
参考になる部分があるように感じています。


『ダメでも交渉してみる、というしぶとさ』


◆しぶとさとは、こういうもの


「お祈りメール」が届いたら

不採用の結果通知のこと。文末に
「今後のご活躍をお祈りいたします」
というフレーズがあることによる。

たとえば、こんな「お礼メール」でも打ちかえせるような
意地というか、しぶとさを心に秘めましょう。

◆◆◆
では御社に祈念していただいた温かい
その活躍の期待にそえますよう、まことに恐縮ではありますが
御社の取引先などへ何卒私の推薦状を書いていただけますよう
ひとつご尽力願えますでしょうか?
◆◆◆


注1)
応募企業からの無機質な「お祈りメール」に
ダメージをうける学生がたくさんいます。
そんな文章には負けちゃだめですよ。

注2)
本当にこんな文章を打てば良い、というのではないですよ。
(イギリス人・アメリカ人あたりなら本当に打ちそうですが)

転んでも只では起きないゾ!
という意地・しぶとさ・したたかさ

を忘れないようにしようという意味のブログメッセージとして
受け取ってください。


ではまた。