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池上彰が生解説◆最新「就職試験」事情◆日本テレビevery

2010-08-26 20:57:13 | 日記
こんばんは。

本日(26日)の夕方
日本テレビeveryの特集番組で
池上彰さんが最新「就職試験」事情を
解説しているのをTVで見ました。


実際に出された企業の「就職試験」を数問紹介し
最後のまとめで池上さんが

今の就職試験で企業から求められている能力は
・アクション(行動力)
・シンキング(思考力)
・チームワーク(集団行動)
である。

(マニュアルは通用しないため)
親は就職活動に口出ししないように

と解説されていたと思います。


TVで観ただけなので
「私の記憶に残っている」部分で書いてます。


たしかに親世代の感覚から就職に口出しされても
実際の就職試験では通用しない部分がありますね。

ここからインスパイアで書きます。


◆親の職業観・勤労観も問われるべきもの


池上さんの解説をきちんとまとめると

※※※
今の就職試験で求められている能力は
大変に難しいものなので
それが分かっていない親が口出ししても
対応できないものなのだ。
※※※

ということだと思いました。

この部分は私も同感なのですが


では親はどうすべきか?まったく無関心でいいのだろうか?
という事を考えてみると
いや、そうでもないだろうと思います。



親はこの機会に
『自分自身の職業観、勤労観』を振り返って

親として伝えるべきものは伝えていくという
作業が必要なことであろう、と思います。


◆親こそ自己分析すべき時


就職活動を始める学生は『自己分析』を通じて
自分の強み、弱みを把握し企業の応募書類を書くものです。


『キャリア教育』という名称で大学が就職支援を開始したのは
就職が厳しくなった(就職氷河期)90年代以降のことなので
今の親世代は『キャリア教育』というものに馴染みはないでしょう。


働くとはどういうことなのか。
キャリアプラン、ライフプランをどのように確立していくのか。

親世代にも重要な考え方であろうと思います。


なにしろ無事に定年退職して
老後の年金生活でのんびり・・とは暮らせない時代です。

それが描けない時代であることを承知しているのなら
子どもたちに単純に
『一流企業に内定して、親を安心させて欲しい』
という本音はなかなか伝えられないものだと思われます。

就職活動をきっかけに、親世代は日頃の生活や仕事について
あらためて『自分自身の振り返り』
をしてみるのもいいかと思います。


◆親への恩を社会還元するのだ、という考え方


例えば経済的に出費をして、一生懸命に育ててきたつもりであっても
子どもから感謝されず

『自分勝手な人生』を主張されたり、あるいは
『ひきこもって』社会に出ようとしない。

こういう悩みの親も多々あるかと思います。


私の実感では、最近の学生は
『親の思いに敏感(分かりすぎるほど理解)すぎて悩んでいる』
ように見えます。


子どもたちは分かっていると思います。
ただ内定を取ったり、具体的に働いたりして
親を安心させることができない現実に悩んでいるのですね。


そこで、
親が具体的な就職活動への口出しは避けるとしても
(社会人として誠実な考え方でもあるのですが)

子どもたちに
『就職することで私たち(両親)を安心させること、は必要ない』

『でも親への恩は、世の中全体にきちんと社会還元するものだ』

つまり、社会に出て誰かのために、
なにか一つでも役にたてるような仕事ができるなら

それが一番、親孝行になることなのだよ。

という『働くことの社会的な使命感』という部分で
メッセージを伝えてみるのが一番ベストかもしれません。


それではまた。