フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

海が呼んでるぜ!

2009-02-09 18:48:32 | Weblog
何だろう、2月になるとトニーの霊が呼ぶのか、昔見ていた日活アクションのような事件が起きるね。あまりのシチュエイションの古さに笑ってしまうんだけど昨日室戸沖で不審船が発見され、彼らが港に降ろしていったものは黒いスーツケースが4個、中に120キロもの覚せい剤。


朝靄がかかった岸壁に佇んでいるPコートの男。沖のほうから曳航されてくるボロボロの不審船。男は,不審船の船員達を逮捕する為に来た、麻薬Gメン。海上保安庁の船が合図の霧笛を鳴らす。主題歌→(フェードイン) タイトルバック出る「霧笛よ,男達を呼び戻せ」主演:赤木圭一郎・・・なんだか映画っぽい事件だ。そう言えば,渡哲也さんのデビュー作も麻薬をあつかった「真っ赤な海が呼んでるぜ」だったな。麻薬と海と拳銃が揃ったら日活アクションだったからね。ほとんどが、ハリウッドやフランスのフィルムノワールのパクリだったけどそんなもの知らない頃には、まさしく新しい世界だった。今でも,こんな事件を聞くと「俺の拳銃はどこだ」と思うし。せめてPコートを着て不審船を見に行くかと血沸き肉踊るもの。「風に泣いてる港のカモメ 何故に昔を呼び戻す・・・」なんて歌が頭の中で流れて、何故か、気持は「勝負(かた)をつけろ」のベルモンドだったりして無茶苦茶なんだが,無茶苦茶が日活アクションなんだからこんなもんか。さて事件のほうなんだけど、中国船籍の船で中国人9人逮捕されてるけど、あの船のオンボロさといい時代錯誤さといい大胆不敵といったところから北の将軍様の手の者ではないのかな。拉致のやり方にあまりにも似てるから。いずれにせよ,ここは,「抜き撃ちの竜」の出番だな,家では。
コメント
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