病院のケアマネージャーから渡された特別養護老人ホームのパンフレットを見ている。
比較的家から近くて環境の良いところ。海の近くか、山の近くか。家から自転車で25分くらいのところに「湯の里」というボケ老人施設があった。退院したらここかなと言う感覚で選んでいる。湯の里 you の里ネーミング的にはこれでいいのかも。後は,スタッフだね。あとで、見学がてら、試しにいかなくては。湯の里といえば、田中冬二の詩に
くずの花というのがあった。
くずの花
ぢぢいとばばあが
だまって湯にはいっている
山の湯のくずの花
山の湯のくずの花
鄙びた温泉の風景だが、明るさを感じる。だまってというところがいいね。ぢぢいとばばあの人生をたったの四行ですべて言い表わしてるみたい。根底に愉快さが感じられていいな。この詩人で好きな詩は「レーキサイドホテル」だったな。少年のもやっとした衝動というのか微妙なエロティシズムといおうか、ウ~ン秀逸。と思ってます。