今日は節分。豆まきの日だ。「鬼は外、福は内」と言って煎った大豆を撒く。鬼は降参して逃げ帰る。福は内に来る。昨今関西圏のどこが言い出したのかしらないが恵方巻きなる海苔巻きをその年のご利益がある方角に向かって一気に食べるというものがスーパーを中心に流行ってきている。今年は西南西とのこと。これはこれでいいのだけれど鬼の出番がないのが気にかかる。鬼は日本人にとって斬っても斬れないアイテムだからね。「鬼が来るぞ」と言っては恐れ。コブをとってもらっては喜び。鬼に親しんできた民族なんだ。昔は鬼は外でやっつけられた鬼は山に帰っていくと思っていたけどそうじゃないんだってね鬼は外で外に出された鬼は、「鬼は内」って言われる奈良の吉野に集められて「おもてなし」を受けるんだって。このあたりは昔から「鬼は内、福は内」って全国から鬼をあつめて「ごくろうさん」って労う習慣なんだって。これって日本らしい発想だと思うよね。「棄てる神あれば拾う神あり」だ。イスラムには拾う神はいなかったのか。いよいよもって「和を持って尊しとなす」日本文化の深遠に感じ入ります。だから 「テロには屈しない」と英語を直訳したような文言で戦わない老人が吠え続けるのはどうかと思うな。日本には日本のやり方があったと思うのだけど。戦うことに真っ直ぐに進んでいる老人達はもはや目が見えなくなっているのでは。その目に向かって豆を投げる「鬼は外」と。彼らも吉野で人の温かさにふれて反省すればいいのだけどね。
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