フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

まんが大學

2015-02-23 07:18:55 | Weblog
「全国漫画家大会議」というのが土曜日曜と開かれてましてかつて漫画家志望だったバジルに連れられて「まんが大学・短編マンガ作り方講座」に行ってきました。聴講したのは安倍夜郎さんの「深夜食堂の作り方」。80名くらいの人で小さな教室は満員でした。中でも漫画家志望の若者が多く参加してまして久しぶりにこんだけ多い若者を見ました。みんな熱心にメモってました。というのも講義が漫画家志望者に向けたものでしたから。一番前の席に座った70代と思われるバァさんが「漫画家志望」って手を上げた。そしたら夜郎さんが「あと何年で漫画家になりますか」と聞いた。「6歳くらいの時から漫画家になりたいと思ってました。」と話長くなりそう。いくつになっても夢の実現のために頑張るっていいな。多くは地元にあるデザイン専門学校の生徒だったけどみんな目が真剣。夜郎さんは広告畑出身だから様々なところに広告テクを使ってマンガを仕上げてるとのこと。これなんかこれからの人に大変参考になっただろうな。僕はマンガはスラムダンク以来読んでないからもう40年近くマンガから遠ざかっているのかな。ここで教科書としてくれた「深夜食堂」のマンガを久しぶりで読んだ。人の心情を納得させながら揺さぶるのがマンガだからこのまんがよくできているなぁと感心しきり。もっと聞いていたいという余韻のもとあっというまに講義の時間は終わってザンネン。でも帰りにミレービスケットを配ってくれてうれしかったな。講義してくれた上にお菓子までいただけるなんて県外から来た人は驚いただろうな。さすがおもてなしの高知家。「あと何年で漫画家になりますか」「2~3年」というのが一番多かった。頼もしいかぎり。高知の若者はまんざら捨てたものじゃない。あのバァさんも2~3年って言ってましたっけ。たぶんスケッチブックに書きためているのでしょうね。アイデアやキャラクターを。それを考えるだけでもワクワクするね。
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