我家にも、
近隣の魚やさんの御用聞きが来て注文して
いたものが、届きました。
お昼ごはんには間に合わなかったので、
夕食時のものになりました。
なかなか大きく、脂がギラギラ、暖かくて届いたのですが、
いま一度、暖めなやすと美味しいだろうと・・・。
今年の半夏生の
「はげつしょ鯖」です。
何処のスーパーも店頭では、
特設テントでの「焼きたて対面販売」
を競っていました。
国産のものは1匹1300円、ノルウェー産などは550円前後。
何れも焼きたてのものは、
脂も乗り焼煙を上げて美味しそう。
先々代(祖母)の葬儀から約50年続いている、
菩提寺さま「月参り」。
この日は、一番最後に無くなった方の命日に、
日を定めています。
ここのところは、母の命日でもあります、毎月2日に
お念仏を頂くことになっています。
菩提寺に来てきていただくのは、
開祖親鸞さまの報恩に答えるため、
自宅で行う「報恩講」、
そして毎月の「月参り」です。
当地言葉で「はげっしょう」の日。
隣町、大野藩の旧藩主が、飛び領地として持っていた越前海岸で、
たくさんの「さば」が取れた。
夏のこの日、栄養補給として「焼き鯖」を、
領民が食べる事を奨励した。
これが「半夏至の日の習慣」となり、隣町の勝山藩、
近年では福井県全域にこの習慣が広まった。
この日は、スーパーのチラシが賑やかなだけでなく、
スーパーの店頭でも「鯖が焼かれている」。
我家にも、近隣の魚やさんの御用聞きが来て注文して
いるので、夕餉までに届く予定です。
「半夏生」は、夏至から数えて11日目の日、
季節の移り変わりを知るため、昔から継承された習慣が
年中行事となったもの、節分などと同じ「雑節の一つ」。