私の庭には、開花を追い続けている「越前水仙」が
何か所かで花を咲かせています。
今年は根雪がまだないので、
早く開花してくれるものは花と匂いの楽しみが増えます。
また庭の水仙の仲間には、「スノードロップ(スズラン水仙)」と
「らっぱ水仙(西洋水仙)」などが3月頃には花を咲かせてくれます、
この花たち、祖母の時代から毎年芽を出す庭の常連でもあります。
さて、「越前水仙」は、越前海岸に群生する花として、
国内では淡路島・南房総・伊豆半島など、野生種として群生して、
日本の産地の一つになっています。
当地の水仙は、原産地を中国として海流により流されてきたのが
群生した元と言われています。
もっと先があり、地中海地方が原産地とも、シルクロードにより中国に渡った。
その種類は、原種で60種類、交配種になると1万種類もあると言われています。
これらを区分けして12群が分類のようです。
越前海岸の越前水仙は、「日本水仙」の仲間。
黄色い副冠と6枚の白い花びらを持つ単弁。
越前水仙は日本水仙の中でも茎が強よく、香りが強いのが特徴。
庭のものも、近ずくといい匂いがします。
日本に渡来したのはかなり古く、室町時代に「水仙華」と、
日本名では「雪中華」
と記された記録があり、
平安時代にはその絵も多く残されているものらしい。
こんな花、にわの「越前水仙」は、
雪の下にならずに開花が進んでいます、
今しばし完全開花迄、待ってほしい降雪。