
♪ 朝はどこから 来るかしら あの空越えて 雲越えて
光の国から 来るかしら いえいえそうでは ありませぬ
それは希望の 家庭から 朝が来る来る 朝が来る
「お早よう」「お早よう」
今朝の最低気温は6度台。慣れないせいもあるが凛とした寒さを感じた。それでも日の出前の東の空を見たときなぜか「朝はどこから」を口ずさんでいた。あとから思えば「どうしたんだろう」と不思議に思っている。
この歌は戦後間もない昭和21年3月、朝日新聞社が戦争で疲弊した人たちに明るい光を当てようと企画し懸賞募集したもので、その中で1等に当選した作品という。
「作詞:森まさる 作曲:橋本国彦 歌唱:岡本敦郎 制作:滝野細道」で、のちにNHKのラジオ歌謡として取り上げられたという。子どものころ聞き覚えたのかもしれない。
47歳のオバマ氏がアメリカの次期大統領に決まった。わが国はアメリカの同盟国だといいながら、実感として対等でない感じのするとき、アメリカにどんな朝が訪れるのか関心を持たざるを得ない。
オバマ氏の勝利宣言を聞いた。驕ることなく自らの主張を宣言する姿は何かやってくれそうだ、と思わせる。TVでは日米でなく米中の時代になると語る人もいる。今は見守るしかない。
「朝はどこからくるの」という問いに、歌詞の1番では「希望の」2番では「働く」3番では「楽しい」家庭からくるという。贅沢な願いではない。日本丸の操舵手はいつ決まるのか。
(写真:今朝6時ころの東の空)