舛添要一・厚生労働大臣は若いとき、揮毫をたのまれると「感謝の心」を書かれたという。逆境にあるときは、どうしても不満が多くなる。自分の努力不足は棚に上げて、失敗の原因を外に求めたがる。
人生「捨てる神あれば拾う神」ありで苦難は神の与えた試練だと思ってむしろ感謝する、このことが苦難へ対する勇気が湧き、他人を逆恨みする愚を避けれる、と書いている。
そして、すべての責任を他人に押し付け、自分の置かれた状況を嘆くのみでは、何の進歩もない、とも書かれ、逆境にあっても感謝の心を持つことだ、そこから謙譲の心が生まれると結んである。
多くの国民は先行きの希望が見通せないで不安になっている。逆境を越えるには先ず健康と安定した収入が必要になる。これをつかさどる省庁に大きな動脈瘤が形成され、先行き不安を助長している。
身に沁みる寒さは自然のものだけで十分だ。舛添さんのところから身に沁みる温かさを届けて欲しい。そうすれば逆境を脱した国民に感謝の心が芽生え、謙譲の心も生まれ先行きの明るい国になるだろう。
希望と仕事と家庭から「明るい明日」が導き出せる。
(写真:収穫に感謝された稲田は一休み)