日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

一瞬を撮る

2008年11月23日 | 生活・ニュース
               

足元の暗いうちから日の出を撮ろうと浜辺に出て待つ。風もなく冬の夜明けにしては暖かい。もうすぐ新月になる月は澄み切った空から浜辺の10数人を見下ろしている。

ワシントン椰子の向こうに日が昇り始める。見る人は「感動する」「すっごくきれい」などといいながらデジカメのシャッターを押す、押す、押す。口にする感動がメモリーに残される。

日の出を撮る勝負はほんの僅かな時間。太陽の橙色はすぐに無色の白い光に変わり一日が始まる。

撮り終えたら液晶画面で確認する。デジカメのいいところだ。今日の日の出は今日でないと撮れない。一瞬を切り取る芸術だ。フィルムならこれほどシャッターを押さない、金額を考えれば押せないことは良く知っている。

日の出の赤みがかった光で皆の顔が薄い紅色に染まる。「早くから撮ってくれて感謝」、という太陽からの暖かいメッセージのように思えた。

(写真:太陽の上縁が島の上に現れた)
コメント (2)
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