「漢字の読めない○○」というコピーが目につく。失礼とも思うが悲しいとも思う。連日の名言ならぬ迷言はどこから出るのだろう。本音で出される明言は根のない思いつきか、常識のなさでそうなるのか。漫画のせいにする方もおられる。
この数日だけで「郵政民営化計画見直し」「1兆円交付税は内容転換」「医師は社会常識欠落」と話題に事欠かない。郵政については野党案に類似、医師に関しては陳謝し撤回という。
〒制度の見直論、あれだけ「改革」と銘打っての政策が3年あまりでいとも簡単に変えれるのかはなはだ疑問に思う。仲間内でも大騒ぎ、不満噴出になりそうだという。
「政局より政策」と総選挙は先へ先へと延ばされた。出した政策に裏づけがなく、各方面から問題点を指摘され、浮き草には悪いがそのように漂っている。
晩秋から初冬となり春に備えて木々は葉を落とし春への準備を怠りなく進めている。裸木の小枝の先までが春への備えをするには、ささえる幹がしっかりしているからだ。
庶民の生活をとめることは出来ない。名言はいらない。国の幹を活力ある姿にするため「霞ヶ関と永田町を覚醒させる」明言が欲しい。
(写真:活力みなぎる裸木の小枝)