
このところ挨拶の初めに猛暑・酷暑など異常な暑さを先ず口に出す。電話でも同じだ。ある方のブログタイトルに「暑い、熱い、篤い、厚い、あつい」と付け、どの字をとってもアツイに変わりはない、とやり場のないアツサが続いていた。
風炎と書いて「ふうえん」と読む。随分前に文字は目にしたが読み方とその意味は気にもせずすぎた。ここ数日の日本海側の暑さは「風炎現象」によるという解説を聞いてひとつ物知りになった。フェーンがなまって風炎となった気象用語という。そう、風炎現象はフェーン現象をあらわす。
フェーンは山腹から吹きおろす乾燥した高温の風をあらわす。これを風の炎とは言い得て妙、よく考えたものと感心する。金沢市でこの現象を経験したがとにかく暑かったことを思い出す。
夏の生き物セミ、桜の木で鳴いている。この暑さを喜んでいるセミ、と思い見上げていて「セミは暑さが嫌い?」という発見をした。幹にとまるセミは全部、日陰の側に身をおいている。そうでないものは葉陰にとまっている。この先の展開は夏休みの自由研究になりそうだ、と何枚か撮った。
日陰にいるのは偶然かも知れないがそうでないかもしれない。自由研究は続く。
(写真:暑さを避けているようなセミの姿)