
あと数日で「処暑」。暑さがとどまり、まだ暑いけれど朝方涼しい風に秋の気配を感じる頃というのが暦上の言いまわしかた。しかし、そんん気配は感じられない。今日、市内の最高気温が36.3℃、これは8月の観測としては過去最高の温度という。
人は暑い暑いといいいながら涼しいところを求め、冷たいものを欲しがる中で、今日、秋を見つけた。トンボはセミとともに夏の昆虫だが、赤トンボは秋のものとされる。その赤トンボが群れをなして飛んでいた。
見かけたのは郊外のスーパー駐車場。気づく人はいなくて独り占めだった。あわてて手のひらサイズのデジカメを取り出したときは時すでに遅し、飛ぶ場所が変わった。
自然も生きものも季節の移り変わりを織り込んでいる。暑い暑いもしばらく、赤トンボを目で追いながら冷房のきいたスーパーへ入った。
(写真:トリミングして見つけ出した赤トンボ)