
子どもたちの夏休みも残すとこ10日、近所の小学校は登校日のようだ。自分のときも、わが子のときも休み中に登校日があった。それは「先生の給料日だから」が陰の声だった。昔は給与振込みなんて夢にもでてこない、現金の時代だから。
「お早うございます」気合を入れられるかと思うほど大きな声で挨拶をくれた男の子。思わず大きな声で「お早う」と返す。夏ばてしていない元気な声、今朝の青空のように気分が晴れる。
「お早う」声をかけると「お早うございます」「お早う」と返してくれる子もいる。黙って下を向く子もいる。いろいろだ。高学年らしい女の子たちはなかなか返事をくれない。
大方の子がランドセルを背負っている。中には休み中の作品らしき大きな箱を抱えた子もいる。何が潜んでいるのだろう。首にかけた水筒の水を飲む子もいる。感心するのは全員が右側を通っている。低学年の子は手をつないでいる。
楽しい休みもあと少し、事故に遭わないで終わって欲しい、子らが登校を終わった道へ水をまきながらそう願った。
(写真:大きく開いて子らの声を聞いているような朝顔)