日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

昔ながらの

2021年12月21日 | 生活・ニュース

 仕事を目的通り仕上げたりこなすには、何の職業であれ道具がいる。パソコンが有ればこなせると豪語する人も多いが物つくりは目に見える形あるものに仕上げて仕事が完了する。映像でしか知らないが、伝統あるお面作り士の側には何種類ものノミが揃っている。それを使いこなして面が仕上がるのだろう。

 今、屋外での小さな左官工事を依頼している。工事個所の解体撤去が済むと本格的な工事が始まる。毎日が休日の年金生活、工事をしっかり見る。使い古した感じの樹脂容器が登場した。これで水準点を決めるという。電気式水準器もあるが屋外で小工事の時は手動が手早く、水さえあれば確実に決めれる、仕事士の自信ある話に以前見た電気式の水準器で、部屋全体に赤い線が走る新式との違いを比べる。

 素人が水平点を決めるとき、ホースに水を入れあっちとこっちの点で水平点を決めてたことはある。何昔か前になるが、長いブッロク塀を築く工事で水道ホースに水を入れて水準を決めているのを見た記憶がある。今も昔と変わらないそんな方法が伝い継がれているのかと懐かしさを感じた。

 登場した樹脂容器を見ると水盛缶と書かれ「意匠登録」の表記とその番号が記されるている。一見した時に何かを代用した手作り品かと思ったがそうではなかった。そんなことを思っているうちに水平ポイントは決まった。ポイントが決まると曲尺で角を決める。そんな仕事を知り尽くした仕事ぶりに、頼んでよかったという安堵感を感じた。
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今年の・・・

2021年12月20日 | 生活・ニュース

 「今年の・・・」と銘打って政治に経済、事件や事故、芸能にスポーツ等などこの一年間の総ざらいや総括がマスコミ各社でうち広げられている。なかでも1年延期して開かれた東京五輪とパラリンピックは日本の金メダルラッシュもあって関心度は高い。米球界を「ショウヘイ」で沸かせた大谷選手は格別な存在だった。

 2年連続して新型コロナの感染は全世界に大きな恐怖と混乱の渦にまきこんだまま年を越そうとしている。さらに強力な変異株オミクロンが席捲の勢いにある。英国の感染は遠地ではあるが気になっている。年末からの人の動きが第6波の引き金とならないことを祈っている。3回目のワクチン接種が次の感染拡大阻止に有効であって欲し。

 菅内閣、1年で退陣した。支持率低下という世論調査に同調した仲間議員からも支援が薄くなり党首交代を経て総選挙となった。選挙前の予想に反した選挙結果となった。これも「今年の・・・」では大きな扱いになってもよさそうだがそれほどでもない。1日100万円問題解消も難航する国会、民の声を聞くを公約した内閣ではないか。

 昨日19日は今年最後の満月だった。同じ満月でも、報道も含め多くの人が待ち、そして鑑賞される満月の時と、誰も注目しない満月のふた通りがある。人の世に何となく似ている気がする。そんな今年最後の満月が勤めを終えて山の端に隠れようとしている。日の出の1時間ほどまえスマホに残す。
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運だめし

2021年12月19日 | 生活・ニュース

 「夏と冬、ジャンボ宝くじの発売中は3日に1枚買いに行く」という人がいる。その期間は長くて忘れたというから相当な期間だろう。「さぞ儲かったことで」と聞くと300円が何枚かくらいと笑う。毎日だと総額は毎回約3千円になる、10枚まとめて買う方が確立が高いのではと聞くと「楽しみ楽しみ」と笑う。

 これも、ひとつの運試しと思えば楽しみかもしれない。今年の年末、1等は前後賞を合わせると10億円、ばら買いでは前後賞はつかない。その他にも年末ジャンボミニが5千万円、初夢宝くじが2億円とあり、全部当たれば億万長者となれる。ジャンボは12月31日が抽選、さて夢かなうことを祈っている。

 今年最後の運試しに行ってきた。毎年、12月第3日曜日がその日。今朝のアメダス最低気温はマイナス2度、いつもより早い散歩時間の出発と思い8時半に家を出る。歩数約2千歩で抽選会場、結果は残念賞の卵ひとパック(10個)、私の次の人はあったかそうな毛布が当たった。これが運試しの面白さ。

 会場で「髙島暦出版本部編纂 令和四年髙島暦 東京神正館版」を貰った。手にするのは何年ぶりだろうか懐かしい。寅年の私は「行動力旺盛に自信をもってどんどん前進する年。ただし、どんどん行くとブレーキがかかる、足元の確認が大事」とある。そこに年を考えてという語は見当たらないが、運といっても無茶は出来ない、ブレーキがかかるのはそこかもしれない、来る年はこれを一つの教訓として活かしていこう。
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ご苦労さん

2021年12月18日 | 生活・ニュース

 コロナでご苦労した丑年も残り2週間、年越しに向けて、いや、寅年に向っての方が希望があるような言い回しだが、とにかく何かにつけて気ぜわしい感じのする歳末になった。狙い撃ちではないだろうが、諸般の事情から避けられない物価の上昇に対処する皆さん、昨日今日の寒さで各地の大雪で足を止めた皆さん、オミクロン株対策に関わる皆さん、本当にご苦労様です。

 ブッロク塀から道路側へ大きくはみ出した大木の庭木の家がある。冬になるとはみ出した枝から枯葉が道を覆う。そんな枯葉を年配の女性が掃き集め中だった。「綺麗になります」と声を掛けたら「落ち葉にご苦労さんと声をかけております」という。それぞれの葉が勤めを終えたことへのいたわりだろうか、信心深そうなその笑顔にそんなことを思った。落ち葉に労りをする、そんな人は多くないだろう。

 知人の家で瞬間湯沸かし器の機嫌が悪くなった。年代物なので暇を出し新品と取り換えようと店に出向く。なんとその店の在庫は1台しかなく、選べる状況にはなかった。店主いわく「品薄で全く入荷が無く困っている。次の入荷は未定」というので取替を即決した。「長い間ご苦労さん。有難う」、機器の処分で初めて思ったと話す。すぐ後で湯沸かし器品不足が報道された。

 「ご苦労」は「苦労を掛ける立場の人が、苦労をする相手の骨折りをねぎらう(広辞苑)」とある。落ち葉も瞬間湯沸かし器も擬人化されればご苦労の対象になる。今年の反省に活かせそうだ。先ずは毎日いやを言わなかったパソコンに労りの気持ちを伝えよう。
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職業的専門家

2021年12月17日 | 生活・ニュース

 どんな仕事でも専門家や専門的知識を持った人を「プロ」と尊敬の念を持って言う。何人かのそういう人に出会ってきた。50年近く前に出会ったその人は強く印象に残っている。当時は化学プラントで3交替勤務をしていた。職場の超重要機器のコンプレッサーに振動が出た。下請けの担当者は測定器など使用せず素手で各所を触り「ここのライナーを交換」という。薄いうすいライナーを交換したら振動はぴたりと止まった。

 こんなことを思い出したのは、玄関前のアプローチのタイル張り目地に亀裂が出来た。補修依頼をしたら下見に来た業者がハンマーで何カ所かを軽くたたいた。「一部の個所でタイルが浮いている。下地からやり直す必要がある」という。推定できる原因をいくつか示し「全体を作り直すのがいい」と診断、工事を依頼した。

 タイルを剝がし、下地のコンクリートを除くと、打音で診断の通り下地に問題があった。やってきた業者の役員が何も話さないうちに下地を見て「27、8年前の建築ですか」と問う。その通りだと答えると、この施工方法は当時までは許可されたが、問題があり今は別の工事方法と教わった。

 触手で大型機器の振動原因を探り補修、ハンマーの打音で異常個所と原因を推定、工事現場を見て家の新築年を推定する、どれも知識と経験を積み重ねて来たから出来るのだろう。こうした仕事をやがてはAIが担うのだろうが、そのデータを積み重ねるのはプロの仕事だろう、そんなことを思いながら仕事を眺めている。
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染井吉野の戯れ

2021年12月16日 | 自然 季節

 小松左京作「日本沈没」の原作を読み 藤岡弘、小林桂樹、いしだあゆみ、丹波哲郎などの出演した映画を見たのは1973(昭和48)、記録を見るとそうなる。原作も映画も凄かった、面白かった、SFの世界だが、当時の科学技術を根拠にした創作だが、完全否定できないで「いつか来るかもしれない」という印象は今も残っている。

 日曜夜のTVドラマ「日本沈没」が終わった。より今に置き換えた演出となり感染症も取り入れられた。出演者の演技に軽薄感がなく、会話もよく理解できた。映像はCGをはじめ初めて目にするな迫力があり、久しぶりに原作を読んだ頃を思い出させてくれた。

 ふと見つけたおおきな亀裂、日本沈没が始まるのではと思わせる迫力がある。これは、桜で国民を楽しませてくれる染井吉野が古木になると現れるもので、幹の空洞化から起きる亀裂、染井吉野の宿命と聞いている。錦帯橋畔の公園にはこうした翁の姿をが幾本も見ることができる。こんな亀裂が有っても豪華な花を咲かせ訪れる人を喜ばせてくれる。

 そんな亀裂の口に、目を丸く見開き、口を強くへの字に結んだ一葉の桜の葉が、亀裂に落ちこまないように踏みとどまっている。亀裂も目も口も自然が意思あるかの如くに創り出した小さな世界が描かれているように見える。日本沈没のスケールには何万倍も及ばないが、これもふと見つけた小さな自然の営み、染井吉野の遊び心に面白さを感じ撮っておいた。南海トラフ巨大地震に富士山爆発などがささやかれるこの頃、日本脱出などないことを祈る。
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今年最後の年金支給日

2021年12月15日 | 生活・ニュース

 選挙の当選者は誰が決める、投票日の20時にTVが決めると笑わせた人がいた。開票が翌日になっても当選した日付は投票日と決まっている。当選証書を受けていなくても先生になれる。そこで、当選日1日だけで100万円支給され、その取扱いの是非が論じられているが、受け取る側が決めるのだから自らが不利になることを決めれるかどうか見守りたい。

 国会議員の活動収支報告の間違い届が修正されることがよくある。それは新聞の政治面にべた記事で載る。こんなことはベタでなくもっと大きく載せて欲しいと思う。修正や訂正に至った理由は大方の議員は「ちょっとした事務手続きのミス」と反省感などは微塵もでていない。もっと真摯に向き合うべきだ。

 今日は今年最後の年金支給日。どこのATMにも長い列ができている。現役時代は支給の袋に「賞与」と印刷され、分厚い中味と言いたいが、世間並みの金額が収まっていた。これが振り込みに変わった途端、父権の低下が著しくなり今日に至っている。先日は警察官が賽銭ドロで捕まった。妻から小遣いが貰えないからという言い訳らしいが、事実は何とかということがあるんだ。

 年末に賞与以外の楽しみがもう一つあった。それは年末調整、これこそ給与担当者まかせで、手にするまで還付金額は分からず、それだけに楽しみがあった。40年余の給与生活で1度だけ追徴があった。後払いだから喜べ、と慰められ苦笑した。コロナ禍で住宅ローンが払えない、賞与ナシや大幅な減額は社会に与える影響が大きい。確かな分配に期待する。
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霜焼け

2021年12月14日 | 自然 季節

 天気予報も冬に入ると「霜注意報」は発令されない。3月中旬頃になると「農家の皆さんおそ霜に注意」と促される。「遅霜にやられた」という話は何度も聞き覚えがある。霜は作物や農家にとっては、大きな痛手を加える、野菜の新芽が霜に出会うと大打撃を受けるという。素人でもそうだろうと思う。

 そんな霜の力を共同農園作業の日、何年年ぶりかに目にした。先月、青々とし、その生り具合に驚いたピーマンが残らず立ち枯れしている。農業経験ある仲間から「これは霜にやられた、人ならおお霜焼け」と笑う。私は霜焼けの経験がないが、霜焼けした人の手は赤くはれるようで「痛がゆい」とも聞く。強い寒気のせいでなるのだが、焼けるという表現はどこからの由来だろう。

 「霜は、空気中の水蒸気が冷やされて、草などに凍りついてできた氷の結晶です。最低気温が4℃以下になると、霜の降りる可能性があります」、これは子供向けの霜についての説明だが、高齢の私にもよくわかる。霜も雪のような結晶に見えるが氷の結晶だった。雪は空から降って来る、霜はそうではないが降るという。いろいろ困ることはあるが、早朝のウオーキングで霜景色もいいものだと撮っている。

 霜と言えば霜柱も思い出す。子どもの頃はいたるところで霜柱は見られ、踏みつぶしてバリバリという音を楽しんだことを思い出す。道路はコンクリートやアスファルト舗装となり、見かけることが少なくなった。寒い、冷たい、震えるなどはその時々に合わせて使う。雪も霜もそんな一つで冬の姿を守り続けている白い結晶、大事にしたい気がする。
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アイディアは金に

2021年12月13日 | 生活・ニュース

 知人にアイディアにあふれた人がいる。地方紙やローカルTVでも紹介され知る人ぞ知る人になっている。実用新案が商品化され、ホームセンター店頭に並んでいる物がある。現在、商品化の話しが進んでいるアイディアもあり、その柔らかい頭の働きに、同年配なるが故その人に感心している。

 アイディアのヒントは日々の生活で困った時に、どうにかならないかと解決策を考えることが始まりという。竹細工の竹トンボを子どもに渡しても現代っ子は上手く飛ばせない。そこで飛ばす練習具を考え、身の回りの物を使って作る。イベントで紹介すると、子どもと同じだけの若い親が子供と同じくらい楽しそうに練習している。この練習機、今は市内のある施設に置かれている。

 和菓子などはしっかり個別包装され安心して購入できる。ところが、薄い樹脂フィルムで包装されていて、これを剝がすのに苦労したことは何度もある。最近のこと、商品名や賞味期限を記した封紙に「ここから剝がしてください」と書いてある。その通りしにしてみると、商品を傷めずにフィルムが簡単に剝がせた。どこのアイディアか知らないが、口に入れるとひと味増した気持ちになった。

 「今年の漢字」に「金」が選ばれた。五輪パラリンピックで日本人選手が多数の金メダルを取った、大谷翔平選手のMVPや藤井翔太四冠達成など各界で「金」字塔を打ち立てたことなどから最多数になっという。金を射抜くための力、それを備えるためのアイディアが、その根底にあったと思う。アイディアは金を呼ぶ、若い人よ後に続け。
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今年最後の収穫

2021年12月12日 | 生活・ニュース

 寒さを感じるほどではない第2日曜日の朝。5時過ぎ、朝刊を取りに出て空を眺める。日の出は2時間ほど後、くらい夜明け前の空には雲が多いものの、雨が降りそうではない。今年最後の共同農園での作業は予定通りかないそうだ。30分ほど車を走らせて農園に、今日は到着1番かと思いきや3番、40㌔も離れたところからも見えていた。

 大根、人参、カブ、チシャ、ほうれん草、里芋、ネギなどを収穫。大根にカブは予想以上の大きさに育ち「お~ぉ!」と声が出る。チシャも大きな株に育っているが、色鮮やかな深い紅の葉は柔らかく夜露のついた1枚を食してみたが、甘みがあり申し分なしの育ちだ。里芋やニンジンは正月に向けて欠かせない品で、保存も出来るので重宝している。

 作業が終わると差し入れの昼食タイム。むすびが2種類、おかず10種類、果物2種類、それに菓子とコーヒーがテーブルにのる。コンロ持参であついソーメン汁が喉をうならせる。和風料理だが、ひとあし速いクリスマスか忘年会のような「おおご馳走」に、高齢の胃も応えようと箸を動かす。

 月に1回、半日ほどの農作業。寒い日暑い日、高齢者なりの気遣いをしながら体を動かす。真夏にはリーダーの半強制の飲み物タイムもある。メンバーはいろんな職種で定年退職した者が多く、話題には事欠かずふと新しいことを知ることもある。猪も出回っているが防獣ネットで防いでいる。いつか耕運機の操作を教えてもらおう、秘かに思っているのだが、どうなるだろう。
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