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乃木坂46『ジコチューで行こう!』とカップリング曲を聴く。(ときめき研究家)

2018-09-23 22:17:29 | ときめき研究家
『ジコチューで行こう!』。
わかりやすくて強いメッセージを叫んでいる楽曲だ。とても気に入った。
周囲に流されず、無理に同調せず、自分のやりたいことをやろうという内容は、欅坂46『サイレントマジョリティー』や『不協和音』と変わらない。それなのに欅坂のような緊迫感とか、肩肘張った感がないのは、乃木坂の個性のなせる業か。
他人の眼ばかり気にしていた自分とは決別し、短い人生を自由に生きたいという叫びは、爽やかだけど力強い。それにしても、現代の若者は、SNSでの自分の評価を気にして本当に「エゴサーチ」ばかりしているのだろうか。だとしたら、乃木坂や欅坂の歌に込められたメッセージも、正論だけど自分にはできない憧れ、あるいは空疎な理想論として聞かれているのかもしれない。

一方、サウンドはまるで数年前のAKBグループかのようだ。『ポニーテールとシュシュ』『Everyday、カチューシャ』の頃だ。
イントロの感じ、坂道を駆け上がるという歌い出し、「WOWOWOWO」という合いの手。AKBグループがただただ伸びやかだった頃を思い出してしまう。
「青空を無駄にしない 夕立も来るだろう」とは『青空カフェ』『夕立の前』という名曲へのオマージュと思えて来る。

1点だけ難を言えば、エンディングが蛇足に感じる。ずっとわかりやすいメッセージを歌ってきて、最後にもう一度、この歌の要旨はこうでしたと反復しているような歌詞で冗長だ。曲調としては必要なパートだと思うので、もう少し「斜め上」のような歌詞が付けられなかったか。

カップリング曲はどの曲も淡い味わいだ。何回も聴かないと味わいがわからない。

『三角の空き地』。
いつの間にか離れてしまった彼女の心。移ろいやすい人の心を三角形の空き地になぞらえて歌っている。誰が悪いわけではなく、それは自然の摂理だ。サビのメロディーが切なくて泣けてくる。

『地球が丸いなら』。
この歌も過ぎた恋を歌っているのだと思う。しかし一度別れても、地球が丸いならまた巡り会えるといった生ぬるいことを言っている。Bメロに付けられた「濡れたサンダルは乾くけど 口に出した言葉は消えない」「運命論者じゃあるまいし 全て決まってたわけじゃない」というフレーズが印象的。

『自分じゃない感じ』。
何のために生きているのか、何をすれば生きている実感があるのか、誰もが若い日に通る迷路に入り込んでいる歌だ。

『空扉』。
青空に青い色の扉があって、それを開けて別の世界に行きたいという観念的な歌だ。メロディーは前向きでポジティブな印象だが、歌詞は現実逃避的でアンバランスに感じる。

『心のモノローグ』。
束縛しない深い愛情を歌った曲。しかし言葉にしなければ伝わらないこともある。

『あんなに好きだったのに・・・』。
カップリング曲の中では一番気に入っている。
サウンドは正統派ロック調。抑え気味のAメロからスローダウンするBメロ、そしてサビで一気にシャウト。「あんなに君を好きだったのに・・・」に続くのは、「君は僕のことを好きでなかった」か「今は好きでなくなった」かだろうと予想するが、そのどちらでもなかった。「あんなに好きだったのに、もっと好きになってしまった」という意外な展開。例えるなら、あんなに沢山ご飯を食べたのに、その上デザートバイキングでしこたま食べたといったことか。
「クラスメイトを殴った拍子に教科書を投げつける」とは何て粗暴な子だと思ったが、「クラスメイトを殴った教師に」だった。大人しく見えて、反体制で芯の強いタイプだったのだ。
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