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続・なぜその曲を好きになるのか?(ときめき研究家)

2016-10-13 22:00:00 | ときめき研究家
「なぜその曲を好きになるのか?」というタイトルで過去に記事を書いた。その後もずっと考え続けており、永遠のテーマだと位置付けている。

今回、非常にわかり易い仮説を考え付いたので発表したい。
「最後に聴いた曲を好きになる」という仮説だ。

通勤途上、電車の中でアイドルを聴いている。電車が目的地に到着し、携帯音楽プレーヤーを止めて、会社に向けて歩き始める。その時、最後に聴いていた曲が、引き続きしばらく頭の中で流れている。場合によっては、会社に着いて仕事を始めても、まだその曲の余韻が残っていることもある。その結果、その曲を何回も反芻することになる。また、実際に曲を耳で聴いている時よりも、頭の中で再生している時の方が、情報量が少なくなり、その曲の特徴的なメロディーとか、印象的な歌詞とかが強調され、その曲の魅力に気づき易くなるという効果があるような気がする。恋人と実際に逢っている時よりも、離れて思っている時の方が、思いが強くなるのだ。「逢えない時間が愛育てるのさ」(『よろしく哀愁』)と郷ひろみも歌っていた。

似たような事例も思い当たる。
コンサートでアンコールの最後に演奏された曲の印象がずっと残っていることがないだろうか。
映画のエンディング曲を、映画館帰りの路上で思わず口ずさんでいることがないだろうか。そう言えば、ヤクザ映画を観て映画館を出てきた人は誰でも肩をいからせているといった説もある。これがテレビドラマのエンディング曲だと、すぐにCMソングなどで上書きされてしまうのでそうはいかない。
雛鳥が最初に見た動くものを親鳥と思い込むように、人間は最後に聴いた曲を好きになるという本能があるのではないか。

心理学や脳生理学に詳しい人に確かめてみたい気がするが、自分の経験上そういう現象はあると思う。

だとすると、どの曲を好きになるのかは、かなりの偶然に左右されることになる。たまたま電車を降りる時に聴いていた曲を好きになるのは偶然の産物だろう。しかし、実際には嫌いな曲を飛ばして聴いたりもするので、その曲が最後になる可能性は低い。元々好きな曲をリピート再生していれば、必然的にその曲が最後になり、もっと好きになる。
より多くの曲を好きになるためには、嫌いな曲も飛ばさずに、ランダム再生で聴くのが最良である。
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4 コメント

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Unknown (ときめき研究家)
2017-11-04 18:54:55
yy_yさん
コメントありがとうございます。
「新近性効果」という言葉は初めて知りましたが、心理学の用語であるのですね。
勉強になりました。
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Unknown (yy_y)
2017-11-04 04:41:45
新近性効果 でしょうか
返信する
コメントありがとうございます (ときめき研究家)
2016-10-14 22:14:05
このブログをきっかけに曲の魅力に気づくことがあるとのコメント、本当にうれしく思います。
楽曲についての自分の感想を過不足なく表現すること自体、とても難しいと感じています。ましてや他人に少しでも伝わっているのだとしたら、それは奇跡に近く、ありがたいことだと思います。
記事を書き続けるモチベーションになりました。今後も当ブログをよろしくお願いします。
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Unknown (Unknown)
2016-10-14 12:51:14
いつも拝見しています。
私が個人的に曲を好きになるパターンとして、こちらのブログを拝見する→曲を聴き直す→好きになる というのがあります。単に流されやすい性格なのかもしれませんが、自分以外の方の評価を聞くことによって、それまで気付かなかったその曲の良さを知ることが出来ています。
なので、これからもブログの更新楽しみにしています。
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