空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ミャンマー国軍はヤカインで非武装のー兵から武器を奪おうとしたー村人6名を殺害したと発表

2019-05-03 19:35:52 | ビルマ/ミャンマー
 ミャンマー国軍は非武装の非拘束者6名殺害する

BBC Myanmar army says it killed six unarmed prisoners 3 May 2019

 自分で調査して自分で言うあたりは評価する。
 言ったらマズイ、やったらマズイということは理解しているわけであるし、そして隠したらもっとマズイということを理解しているほどに行儀がいいのである。

A spokesman confirmed troops fired on unarmed detainees saying they had tried to grab the soldiers' weapons.
The detained were being questions for links to the rebels of the Arakan Army, who are ethnic Rakhine Buddhists.


 なんというか、事実と信じてあげてよいと思うが、たとえ捏造だとしても、この理由だったら世間に納得してもらえるという相場を理解しているわけである。

Army spokesman Brigadier General Zaw Min Tun told news agency AFP that 275 people "were being temporarily held in the village school for investigation" in Kyauk Tan village in Rathedaung township.

 疑おうとおもえば、なんというか、某ユーゴスラビアなりなんなりのように、村の学校を接収してそこで「民族浄化」を―なんて疑うことも可能だが。まあ、そこまでではあるまい。

Early Thursday morning, shots were fired when the detainees tried to "attack the security forces", Zaw Min Tun added, saying soldiers had no option but to shoot.
He told AFP that warning shots had been fired first but that "six were killed, eight were injured and four escaped".


 むしろ、こうした軍の説明が、ほんとうに単に事実を述べていると考えると―Arakan Armyがかなり浸透した結果、取調べをうけた容疑者―実は本物の構成員、ないしシンパ―が、これは逃れられぬと思って激発したものと解釈できる。それはかなり、真面目に、地道に問題である。そこまで、草の根レベルで反政府勢力が勢力をもちはじめたというわけだから。

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