10月5日(火)2053m
長年の憧れと、畏敬の山「戸隠山西岳」にやっと行ってきました
鏡池の正面に険しい姿を現している西岳は、我が家からも朝に夕に眺められ
その困難な登攀ルートで、近くて遠い山として近寄りがたかったが、
知人のSさんが西岳の登山道の整備もされていると聞き
以前からガイドをお願いしてしていたが、やっと実現しました。
当日はSさんと私の友人のMさんと3人で5時に奥社入り口で待ち合わせ、
まだ暗い参道を奥社に向かいました。
蟻の戸渡りも無事に過ぎ、八方睨みから西岳に向かうと
噂にたがわず切れ落ちた険しい道が続いていて
最低鞍部に下り、幾つかの鎖場や危ないところはアイザイレンして本院岳に登り
西岳キレットを渡り、西岳に着いたのは10:40
休憩後弁慶岳に向かう快適な稜線を歩いて
p1ピークからまた急峻な下降が始まった
やはりザイルで確保してもらいながら
俗に100本の鎖といわれる下りは
次から次に鎖があり、少しオーバーハング気味のハシゴの上部には
無念の峰といわれる意味ありげな場所も。
整備される前は反対側から来た人は多分ここから先に進めなかったので付いたのでは・・・?
サルの遊び場、熊の遊び場を通り
まだまだ岩場、鎖場と緊張が解けません
最後の長い鎖場を下り、振り返るとご褒美のように西岳の全容が見えて
困難だった登攀を辿りながら、しばらく見とれてしまいました。
気持ちが良いブナ林を歩き牧草地から沢までまだまだ下り
3箇所の渡渉を終えて登り返しがあり
鏡池についいたのは15:40
やっと緊張続きの1日が終わりました
戸隠山を3つも4つも登ったような、いやそれ以上にいろんな意味ですばらしい山でした。
あー 楽しかった
無事登り終えたのは、西岳を熟知しているSさんの的確なアドバイスと
安全を優先にしたアイザイレンがあったおかげです。
おかげで危険な場所も緊張の中にもリラックスして通過できました。
当日はもう西岳には来ることがないだろうと思いましたが、
次の日にはまたあそこに立ってみたいと思っている自分にびっくり!!
今年1番の山でした。
憧れの西岳山頂
上りも下りも垂直の鎖場がいくつもありました。
無念の峰
右が偽ピーク・・本院岳・・キレット・・西岳・・左奥の平な山が弁慶岳P1・・・左手前が無念の峰
・・・本当に疲れたけど楽しかった。
ここからまだまだ下ります。
鏡池からは正面に西岳の全容がみえるはずですが・・・・
長い1日が終わりました。
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