先日のネットニュースで、近鉄が24年秋(つまりさらい年)に一般車の新車を導入するというニュースが流れた。
シリーズ21の導入以来実に24年ぶりの登場とか。シリーズ21自体は数年間にわたり増備されているので、最後の増備からだと、、、それでも16年ほどは空いているとか。
発表されたイラストを見ると、伝統の近鉄マルーンがより鮮やかになり、ぱっと見、名鉄っぽい赤色。ただしこれは正面から見た場合で、側面は全然違う。
前面デザインで印象的なのは、JR西日本だけしか採用していないあの転落防止幌(ムンクの叫び幌)が、採用されている点。
形状的に、JR西日本が採用しているものとほぼ同じと思われるが、これをきっかけにシリーズ21などへも波及するかもしれない。
まだデザインだけで細部が不明のため、車体が鋼板なのかアルミなのかもわからないが、首都圏等で普及している銀色電車ではなく、しっかり塗装が維持されてる(ラッピングかもしれないが、、、)のもうれしい。
4両編成10本が、西大寺(あるいは東花園)に配備され、奈良・京都・橿原線継投で使用開始とのこと。阪神には乗り入れないとの事で、阪神乗り入れはシリーズ21に統一するのかもしれない。
車内は近鉄が開発し、首都圏では特別料金が取れるほどまでに発達したあのロング・クロス変換座席。コロナ禍で需要が減ったことも、ロングシートを採用しなかった一員なのだろうか。
で、気になるのは、他形式との併結。4両編成での投入という点から、当然他形式との併結は念頭に置いているだろうから、投入当初からこれは見られると思うが(特に奈良線)、問題なのは、その併結相手。車齢50年にもなる8000系や8400系などと、ホンマに併結するんやろうか?(それはそれで見ごたえあるが)。
この新車、まだ形式も発表されていないが、一般車では初めての5ケタ形式になるのか、先祖返りして3ケタ形式になるのかも興味ある所。
そして投入線区。大阪線にはそのうち投入されるだろうが、名古屋線・南大阪線にも入るんだろうか?
5年後には、この顔の電車は絶滅寸前になっているかも。