今週半ばに、6月の大阪帰りを実施。梅雨入り突入のタイミングだったが、大雨(豪雨)になることもなく、傘もほとんど使わずに往復できた。
今月の寄り道先は、難波の旭屋。
実は新大阪からここへ行くのは、ちょっと難儀。
変形性膝関節症を患う身にとっては、歩いていく距離はできるだけ短くしたい。
この点を考えると、地下鉄難波(御堂筋線)からの徒歩移動は、最善ではない。
何せ旭屋の場所が、なんばシティの南端であり、南海難波南口が一番近い。地下鉄難波からだと、南海難波の北口から南口まで縦走しなければならず、これは避けたい。
要は難波南口に発着する南海電車で行くのが一番いい方法なのだが、この乗り換えルートを考えるのが、なかなか。
結局は、新今宮にできたという「星野リゾート」見たさに、環状線で行くことに。
環状線には、ここ数年乗っていないので、「星野リゾート」の建設工事すら見た事ない。
新大阪の喫茶店でモーニングを食べつつ、大阪経由新今宮ルートにすることに決定。
この新今宮経由ルートなら、地下鉄動物園で乗り換えてもいいのだが、久しぶりに環状線に乗りたくなった。
大阪で快速2本をやり過ごし、「環状内回り」に乗る。
久しぶりに乗った323系、座った第1印象が、「なんて広い電車!」。地下鉄の大きさになじんだ目にとって、裾絞りの拡幅車体は、かなり広く感じられた。
そして新今宮。
市電や市バスの霞町車庫跡に、リゾート(?)ホテルが建つなんて、半世紀前には想像もつかなかった。
環状線ホームからの見通しは結構よく、
北側を見ると、通天閣も並んで見える。
30年はたとうかという「大隅アパート」が健在なのは嬉しい。昔はアパートの看板の横に「日払い可」とか「1日〇〇円」とかいう看板もあったな。
ホテル前の庭園が気になるが、それはまたの機会に。
南海の新今宮もリフォームされたと聞くが、
乗り換え口を見る限りはそうでもなさそう。力を入れたのは1階か。
高野線を使って難波へ。
旭屋に一番近い南口は、8両先頭位置あたりにあるあの小さな階段で。
コーナーを2周して目当ての本を発見。新刊書のコーナーでも取り寄せ数が少なかったのか、コーナーの端にちょこんとあるだけ。近鉄電車写真集が「これでもか!」と置いてあったのとは対照的。
目当ては20数年ぶりに再販されたという「軽便探訪」。
馬トロの写真が印象的な「殖民軌道」は、「軽便探訪」を探している途中に発見したもの。
簡易軌道の前身になる殖民軌道に「馬(馬力)」が使われていたことは知ってはいたが、写真を見たのは初めて。
これ、猫屋線で模型化せんやろか? トロッコの方に動力載せて、馬のフィギアに引っ張らせる(押してもらう)。トロッコには、人が乗る客車もあったらしいから動力も隠せると思うが、、、問題は馬の脚やな、レール面より低かったら、ポイントで引っかかるし、、、。
「軽便探訪」の方には、猫屋線のモデルになった車両がいっぱい。
ぼちぼち、ナローレイアウトも再起動させなあかんな、と思わせる1冊でした。