5月16日、酸化チタンにかかるフェロシルトの問題で、三重県行政及び石原産業との話し合いがあった(於:三重県四日市庁舎)。
三重県庁側から4人。石原産業側から、常務取締役工場長や本社地球環境本部環境部長ら5人。住民側は、東海三県の8団体約30人(うち10数人は各市議)。
住民から各地の状況の深刻な訴えとともに、業者や三重県の姿勢への質問や強い批判が続いた。
正式な報告は改めてなされると思うが、この日のまとめとしては、両者の主旨を、私は次のように理解した。
石原産業側は、まず「不適切な使用があり、お詫びする」「一部は会社内に引き取った」とし、「今、既に、フェロシルトの製造を中止している。皆さんの理解が得られるまでは、販売は自粛する」とした。
三重県側は、「今、フェロシルトのリサイクル認定を取り消すとはいえないが、条例を良く見直して検証してみる」とした。
石原産業は、いくつかの質問に対する回答の用意と、再度話し合うことも了解した。
これらについて、評価は各自参加者ごとに異なるだろう。が、私は、次への課題も見えてきたことも含めて、総論としてこの日の懇談の意義があったと評価している。
参考:4月26日:フェロシルトの問題で三重県と石原産業の回答に対し、再度の申し入れ
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