今日は、議会の本会議質疑。
市長側が提出した議案について、本会議場でぶっつけ本番で議論します。私は、一般質問より、これが一番面白いとおもっています。
昨日から、問題点を整理して、メモしています。
ところで、昨年まで宮城県知事を3期つとめた浅野史郎さんのこと。
2月23日のブログ で、 「先日、今年7月に大規模なシンポを企画することが決まったので、午後は、その講師依頼の文案づくり。依頼先が超著名者につき意識を集中。」と書きました。
実は、浅野史郎さんに講師依頼をする役が私。
もちろん面識は無し、ツテもなし。体当たりで頼むだけ。
それで2月の23日頃は集中しました。
超大物ということで、企画の会場担当の人が名古屋市内の広い会場を複数日、複数のホールを押さえているから、「2月末までに返事をもらうべし」と注文つき。
そんな無理言えるか知らん? と ウーン と思いつつ、こころを込めて手紙とメールしました。
書いてはクシャクシャポイ、書いてはクシャクシャポイした10代、20代の○○レターではないけれど・・・
2月28日、夜になっても、メールもFAXも無し・・・あーァッ。
半ば、諦めました。失礼な手紙だったし・・
・・・3月1日朝、来た来た!!
しかも、浅野さんご本人からのOKのメール。
つれあいのところに飛んでいって「来た来た!! やったよ!!」
ほんとに、バンザイ・ガッツして走って飛んで行きましたよ(笑)
この際だから、冒頭だけ紹介。
「寺町知正さま
懇切丁寧なお手紙を資料つきでお送りいただきました。・・(中略)・・
講演依頼をいただきましたが、基本的に前向きです。意義のある活動であると存じます。・・(以下、略)・・」
こんな人です(日記にもリンク)
浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』
「この『夢らいん』は、私、浅野史郎の個人的なホームページです。日記やコラムなどで私の肉声をお届けしたいとおもいます。」
日程もすぐに確定。段取りや調整の早い浅野史郎さん。
企画の基本は次のようです。興味ある方、是非、ご予定ください。
(転載、転送歓迎です)
シンポジウム「政治を市民の手に!」
講演会&パネルディスカッション
基調講演:浅野史郎さん(前宮城県知事)
パネル:浅野さん+市民派議員と市民
とき:7月8日(土)13時~16時
ところ:名古屋市女性会館 ホール
参加費:1000円の予定(どなたでも参加できます)
主催「む・しネット」/共催「自治ネット」
シンポ主催者事務局のつれあいの速報 3月2日
(上野千鶴子さんから、「わたしも聞きに行きたいくらいです(笑)」とコメントが入っています)
浅野史郎さんの講演を提案したのは私。
私のホンネは、下記をご覧ください(浅野さんにもホンネはお伝えしてあります)。
む・しネットの『む・しの音通信』53号(2006.3.3発行)より
「M&T企画/自主講座」1年目を終えて
-みどり&ともまさの本音トーク-
-1年目をふりかえって-
M-1年間、ごくろうさまでした。今回の通信は「M&T企画」の総集編ですが、参加者の皆さんの報告を読んでどう思いますか?
T-どの人も与えられたワクのなかで、よく表現できている(これも 4回の講座 の成果かなぁ)。それぞれの人なりに、必要なところを受け止めた。自分にとって、ここが必要だ、というところが分かってもらえたのだと思う。ふたりでやる1年かがりの選挙講座は4~5ラウンド目になるが、今回は参加者がより身につくようにと、いろいろ考えた。たとえば、以前から蓄えたノウハウや・資料に加えて、チャートを考えたり、模擬投票をしてみたり工夫した。つくるほうもおもしろかったね。
M-参加者には好評だったようね。いままでは選挙講座を1年前にやっていたのに、今回、2年企画でやりたいと思ったのは、選挙の直前の年にやっていては準備が間にあわないと経験的にわかってきたから。
T-というより、同じことをふた回りやらないと身につかない。それと自治体合併で選挙がバラついてきていることもある。この1年は、統一選2年前で、プレとはいえ、いままでよりも早くノウハウを身につけてほしいと思って、講座にのぞんだ。
M-去年のいまごろ、2年計画でやりたいから、とあなたと組んでこの企画をはじめたよね。その理由は、前にひと通りやってみて、講座に出て話を聞くだけでは、じっさいの行動になかなかつながらないと思ったから。1年目には基本的な手法をワークショップ形式で経験してもらい、2年目には、候補者が必要な時期に、必要な情報を提供しようと考えた。
-2年目の講座に向けて-
M-1年間やってみて、3カ月おきだと間のびするし、参加者も忘れてしまうみたいなので(笑)集中的にやったほうがよいと思った。2年目は、夏から秋まで月一回にする予定。
T-ひとを集めることを考えたら、選挙に近いほうがいい。準備のことを考えたら、早く終わったほうがいい。ということから、夏から秋にかけての集中講座はいいと思う。
M-で、2年目はなにをしましょう。
T-基本のワクはつくるけれど、参加者の顔をみないと分からないんじゃないかな?
M-まあ今年もそうだったもんね。連続講座なんだけど、毎回、参加者が確定してから内容を組んだ。文字どおり、参加者のニーズに合わせた手づくりの講座だった。だからこそ、参加者が「腑におちた」「身についた」と感じてくれたのだと思う。間をあけずにやって、実践につなげるという意味もあるよね。
T-夏から秋までに、ふたまわり目をやって、冬に集まって、お互いに進み具合の点検をして、リフレッシュして4月にのぞむ、かな。
M-選挙がズレてる人がいるので、近い選挙の人や、大きなまちなど、選挙の進み具合や熟度によって、急がないといけない人に、実践的に個別対応することも必要だよね。
-候補者に伝えたいこと-
M-前回2003年に向けての選挙講座のときに、講座には出たけれど、聞いただけで何から手をつけていいのか分からなくて、実践につながらなかった人がいた。その反省から、今回はより密着型というか、伴走型にした。走るのは候補者本人なんだけど、それを確実にサポートしていこうという意識が、わたしはより強くなった。せっかく選挙に出るなら、当選して市民派議員としてちゃんとはたらいてほしいし、講座を実践に生かしてほしい。
T-講座でやったことは、すべてやる必要はないけれど、ある程度はやらないといけない。いままでいろんな選挙を見て、選挙にのぞんでいる本人(候補者)には、何ができていて、何ができていないのかが、よく見えないものだということが分かった。だから、この前の2月の講座では、まだ1年も前なんだけど、「リーフレットはいつからどのくらい配るのか」「街頭演説は何回するのか」「仲間は何人いるのか」など、具体的に「選挙の準備チェック表」を書いてもらった。
M-この「選挙チェック表」が課題で届いて、「えっ、まだ何も考えていない」と、リクエストの内容が書けなくて困り果てた人が少なからずいた。そういういう人には、「いまから考えはじめてください」とアドバイスした。「一つひとつの項目を見て、考えて、全項目に何らかの答えを入れてください」「この項目は最低限、選挙には必要なことです」と。「講師側の意図は、記入した通りにやってくださいということではなく、あなたが一年後の選挙にどうのぞむのかを、具体的にイメージして、シミュレーションしてもらうためです」と説明したら、皆さんナットクして書いてきた。ところで、選挙の経験者(当事者)として、これからの人に伝えたいことは?
T-自分の選挙を何回もやってみて、これから出る人に言いたいことは、自分の主張や政策、姿勢や意気込みを、有権者に伝えることが大切なんだ、ということをわかってほしい。
M-意気込みを伝える、って具体的にはどういうこと? 「ことば」ってことなの?
T-ペーパーの中身はもちろんだけど、回数も、量も。選挙本番になれば、演説で、議員になってやりたいこと、やる気をいかに確実に伝えるか、それがいちばん大事だと思う。
M-わたしは、どんな選挙をしたか、がどんな議員になるか、を決めると思う。
T-これから初めて選挙にのぞむ人で考えると、自分の考えをあらわし、伝えること。しかも、より多くの人に伝えることをすると、当選してからその通りの議員としてのはたらきができる。たとえば、議会での発言とか、スジを通すとか、おかしいことはおかしいと言うとか。それは、ちゃんと自分の考え、主張を持って選挙を実践した人にしかできないと思う。選挙をすることで、議員が育つ。
M-選挙と議員の仕事は地つづきだってことよね。ペーパーを出せない人には、技術的な問題と、もう一つ、ペーパーに書くことがない、という悩みがよくある。演説で話したいことがないのも同じ。そういう人に聞きたいのは、市民に伝えたいこと、訴えたいことがなくて、じゃあどうして議員になりたいの、ってこと。議員になってやりたいことがなくて、当選するためのノウハウだけ身につけたって、当選はするかもしれないけど、議員として4年間はたらけないよってね。政策もなくて、口から出まかせの選挙をしたって、そもそも言ってることに責任も根拠もないんだから、口から出まかせの議員になるだけでしょ。きびしいことをいうようだけど、そういう意味でも、選挙と議員は不可分だよね。
-参加者をふやすために-
T-ところで、せっかく講座をやっても、選挙に出ようと思っている人に、選挙講座をやってるって情報が伝わってないんじゃないかなあ。
M-他にはないオリジナルな講座だと自負してるんだけど、たしかに、もったいないね。どうしたらもっとたくさんの人に伝わるんだろう。わたしも『市民派議員になるための本』を書いたし、本を読んで立候補したという話はよく聞くんだけど、本だけでは伝え切れていないところが多い。本には、かんじんな、実践的なスキルや、・の情報はほとんど書いてないから、じっさいどんな選挙をしてるんだろうって気になる。本がボロボロになるまで読んで、本だけで当選した、という人に出会うと、わたしは正直、すごいなあ、って感心しちゃうよ(笑)。選挙講座では自分の本をテキストに使ってるから(ほんとよくできた本で・笑)、ちゃんと読んでほしいんだけど、その上で、講座に出てもらえればわたしたちの手持ちのノウハウやスキルはすべて伝えるわけだから、確実に力がついて当選に近づく、と思うんだけど、どう思う?
T-それはそうでしょ。そのためにやってるんだから。市民派議員を増やしたいのなら、参加者を増やすための工夫がもっと必要だね。
M-講座もやっと折り返し地点、次年度はバージョンアップ編で盛りだくさんな内容になりそうだけど、これを読んで「M&T企画」に参加したくなるようなPRをしてください。
T-講座に出てちゃんとやれば当選します!
M-5月の公開講座は、ズバリ「勝てる選挙-市民派議員をふやそう!」。講師はみどり&ともまさ。みなさん、ぜひご参加ください。
T-7月の目玉のシンポは浅野史郎さんにお願いしてるとこ。OKの返事がくるといいね。
(2006.2.27 寺町ともまさ/みどり談)
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