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てらまち・ねっと



 昨日のブログでは「◆英国EU離脱なら世界恐慌の懸念(経済誌)・国民投票は来週/アベノミクス失敗は参議院選には良いこと」とデータなどを整理した。
 英国EU離脱に注目した理由は、安倍内閣の暴走を止めるには、選挙で野党が勝つしかないところ、明確な争点とし得るから。

 離脱の可能性があり世界的に県念が高まる中、昨日も日本の政策が円高・株下落を生じさせた。
 まず、昨日16日早朝3時(日本時間)のアメリカの連邦準備理事会(FRB)が慎重な見方を決めたことで、世界的にリスク回避姿勢が高まった。
 続いて、昨日午後の日銀の発表。
 日銀会長は、NHK会長と同様に、「安倍指名の超異例の人事」で日銀総裁に就いた黒田氏だけど、今回は、何も打つ手なし。

 なぜなら、何か策を打っても、来週23日のイギリスのEUからの離脱の是非を問う国民投票の結果次第では、どんな策も無に帰す可能性があるから。それと、その時の世界の混乱状況をみてから、じっくりと対応すべきとの視点、なのだろう。

 ともかく、参議院選挙の争点から憲法改正・安保問題などを隠す自民党の戦略、そのためにアベノミクスの宣伝を強調する選挙戦略を覆すには、今がもっともよい機会だと思う。
 世界的な不況の波にのまれ、さらに原発事故まで起きて沈んだ民主党政権、成功したと宣伝されているアベノミクスは時の世界的な好況の波に乗っただけ、今回は世界的な混乱の中で、日本経済も大混乱のおそれ。
 自民にとっては、支持層の経済界などから突き放される方向に向かえばいいと思って、そのあたりを記録しておく。

 朝日★≪円相場は1日で2円以上円高ドル安に振れた。英国のEU離脱問題が世界市場で意識され始めた6月以降、約2週間で6円以上の円高だ。ユーロやポンドは急落して円が値上がりし、3年以上ぶりの円高水準となった。≫

 東京★≪市場の一部に、日銀が金融政策決定会合で追加金融緩和に踏み切るとの期待感があったため、政策変更がなかったことへの失望感から、1ドル=105円台から一気に円高が進んだ。≫

 読売★≪日本銀行が金融政策決定会合で追加の金融緩和を見送ったことが伝わると、一気に円が買われた。103円台まで円高が進んだのは2014年8月以来となる。≫

 ロイター★≪英国民投票の結果を的確に予測することは現実には不可能とはいえ・・イエレン議長が英国民投票への懸念を示したことで、FRBが利上げを年内見送る可能性は、(英国のEU離脱を想定しない上で回答されたと推察される)高まったといえる。・・ <英離脱で100円割れも、残留なら108円へ反発か> ・・日銀は、FOMCの結果発表の約9時間後、金融政策決定会合で金融政策の現状維持を賛成多数で決定した≫

 ロイター★≪英国のEU離脱リスク、警戒される金融波及ルート/金融市場が大混乱を起こせば、日米欧の中央銀行は金融緩和で対応することも考えられる。しかし、大混乱の要因が単なる投資家のリスク回避ではなく、信用不安であった場合、マイナス金利拡大などの緩和策では、収益圧迫が懸念される銀行株が下落するなど「火に油を注ぐ」ことになりかねない。≫

 なお、今朝は20度弱の気温、梅雨らしいい蒸し暑さも感じながらノルディックウォークした。

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●【経済】 円、1年10カ月ぶり高値 一時1ドル=103円台後半
        東京 2016年6月16日
 16日の東京外国為替市場の円相場は急伸し、一時1ドル=103円台後半となり、2014年8月以来、約1年10カ月ぶりの高値となった。日米の中央銀行が金融政策の現状維持を決めた上に、日経平均株価の大幅安も加わり、円買いの動きが強まった。

 市場の一部に、日銀が金融政策決定会合で追加金融緩和に踏み切るとの期待感があったため、政策変更がなかったことへの失望感から、1ドル=105円台から一気に円高が進んだ。

 午後は円高による企業業績への懸念が広がり、東京株式市場で株価が急落。比較的安全な資産とされる円が買われ、1ドル=103円61銭付近をつけた。(共同)

●日銀追加緩和見送りで円全面高、NY市場でも一時103円台に突入
        ロイター  2016年6月17日
 [ニューヨーク 16日 ロイター] - 16日午前中盤の米ニューヨーク外為市場では、円が全面高の展開となり、対ユーロで3年超ぶり、対ドルでは約2年ぶりの高値をつけた。日銀が追加緩和を見送ったことや、米連邦準備理事会(FRB)が前日、米経済に対し慎重な見方を示したことでリスク回避姿勢が高まっている。

円はポンドに対しては3年ぶり、豪ドルに対しては4年ぶり高値に上昇した。

直近でドル/円JPY=は1.8%安の104.12円。ロイターデータによると、一時103.77円まで下げ、22カ月ぶり安値をつけた。市場では日本当局による介入への警戒感がくすぶっている。

ユーロは対円で一時3年半ぶり安値となる115.84円をつけた。

●英のEU離脱問題、市場混乱 東京円、一時103円台
     朝日 2016年6月16日 真海喬生
 英国の欧州連合(EU)からの離脱を問う国民投票を23日に控え、世界の金融市場が混乱している。16日の東京金融市場では円高と株安が進み、円相場は一時1ドル=103円56銭と2014年8月末以来、約1年10カ月ぶりの円高水準をつけた。日経平均株価は一時500円を超えて下落した。

 6月に入り英国の国民投票をめぐる世論調査で離脱支持派が残留派を上回る結果も出てきたことで、投資家の間にリスクを避けようという動きが強まり、世界的に株安が進んだ。比較的安全な資産とされる日米独などの国債に資金が集まり、世界的に長期金利は低下した。満期10年の日本国債の流通利回りは16日にマイナス0・2%台をつけ、5営業日連続で過去最低を記録、14日に初めて利回りがマイナスに転じたドイツ国債も16日に過去最低を記録した。

さらに、米国が15日に英国のEU離脱への警戒などから利上げを見送り、日本銀行は16日に現状維持を決めたことで、ドルを売って円を買う動きが強まり、円高が一気に進んだ。急速な円高で、輸出企業を中心に売り注文が膨らみ日経平均は前日より485円下落して取引を終えた。

 円相場は1日で2円以上円高ドル安に振れた。英国のEU離脱問題が世界市場で意識され始めた6月以降、約2週間で6円以上の円高だ。ユーロやポンドは急落して円が値上がりし、16日のニューヨーク外国為替市場では一時1ユーロ=115円台半ば、1ポンド=145円台前半とそれぞれ3年以上ぶりの円高水準となった。

 菅義偉官房長官は16日の記者会見で、「一方向に偏った急激で投機的な動きで極めて憂慮している」と述べた。外資系証券アナリストは「実際に離脱が決まれば、一段と円高株安が進み、金融市場はさらに混乱するだろう」と話す。(真海喬生)

●投資家は英のEU離脱を警戒、円高・株安が加速
     読売 2016年06月16日
 16日の東京金融市場は、日米の中央銀行が金融政策の現状維持を決めたため、円高・株安が加速した。

 円相場は一時、1ドル=103円56銭と約1年10か月ぶりの水準まで急騰し、円高を懸念して日経平均株価(225種)の下げ幅は一時、500円を超えた。英国の欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票を23日に控え、投資家はリスクを避ける姿勢を強めている。

 16日の東京外国為替市場の円相場は、日本銀行が金融政策決定会合で追加の金融緩和を見送ったことが伝わると、一気に円が買われた。午後5時、前日(午後5時)に比べて2円31銭円高・ドル安の1ドル=103円93~94銭で大方の取引を終えた。103円台まで円高が進んだのは2014年8月以来となる。

 日銀の黒田東彦はるひこ総裁は決定会合後の記者会見で、「経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)と合わない、行き過ぎた円高は望ましくない」と懸念を表明した。

●コラム:ドル100円割れも視野、英国民投票が鍵
   ロイター 2016年 06月 16日
 米連邦準備理事会(FRB)は日本時間16日未明、連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を市場予想通り0.25―0.50%に据え置いた。前回(4月)会合で25ベーシスポイント(bp)の利上げを主張したカンザスシティー連銀のジョージ総裁も今回は金利据え置きに賛成票を投じ、決定は全会一致となった。

・・・・・・・・<日米政策格差のドル高予想が説得力を失う可能性は>・・・・・・(略)・・・
前回会合と大きく異なる点は、イエレン議長が6月23日に予定されている英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票(以下、英国民投票)の行方に懸念を示したことだ。同議長は、今回の会合で英国民投票を考慮に入れて金利据え置きを決めたと明言。英国民投票で英国のEU離脱が決まれば、米経済見通しに影響を及ぼす可能性があると述べた。

英国民投票の結果を的確に予測することは現実には不可能とはいえ、ここ数日間に公表された一連の世論調査では、EU離脱支持がEU残留支持を上回る傾向となった。イエレン議長が英国民投票への懸念を示したことで、FRBが利上げを年内見送る可能性は、(英国のEU離脱を想定しない上で回答されたと推察される)ドットプロットで示されている以上に高まったといえる。
・・・・・・(略)・・・

<英離脱で100円割れも、残留なら108円へ反発か>
日銀は、FOMCの結果発表の約9時間後、金融政策決定会合で金融政策の現状維持を賛成多数で決定した。
・・・・・・(略)・・・金融政策の現状維持が報じられると、ドル円は、金融政策決定会合の結果発表直前に節目とされていた105円台半ばを割り込んだこともあって104円台半ばに急落。その後、104円台後半でしばらくもみ合ったが、黒田東彦日銀総裁の会見前に2014年8月29日以来となる104円割れ。黒田総裁の会見が始まると、ドル円は103円台半ばまで下落した。・・・・(略)・・・

●英国のEU離脱リスク、警戒される金融波及ルート
         ロイター 2016年 06月 16日
[東京 16日 ロイター] - 英国が欧州連合(EU)を離脱した場合、警戒されるのは金融市場での波及ルートだ。英国の景気悪化や離脱連鎖も懸念材料だが、あくまで長期的な影響。短期的には、過去の金融危機のような、金融市場での信用収縮が最大のリスクとなる。その場合、金融セクターへの不安要因となるマイナス金利拡大などの金融緩和で防げるか予断は許さない。

<拡大するハイブリッド証券>
 ・・・・・・・・・(略)・・・

英国がEUを離脱した場合、国債の格付けが引き下げられる可能性がある。
英国がEUを離脱すれば、ギリシャのユーロ離脱に道筋を付ける可能性がある。「ブレグジット」と「グレグジット」が結び付けば、「未だギリシャ国債を保有している欧州の銀行に不安が広がる恐れが強まる」と、りそな銀行・アセットマネジメント部チーフ・エコノミストの黒瀬浩一氏は警戒する。

昨年からスタートした欧州のSRM(単一破綻処理メカニズム)によって、政府の直接的な銀行救済は難しくなった。救ってしまうとその後モラルハザードが生じ、無謀なリスクをとってしまうかもしれないという理念が背後にある。国から銀行に対する支援のレベルは低下しており、この面だけで言えば、金融危機は起きやすくなっている。

金融市場が大混乱を起こせば、日米欧の中央銀行は金融緩和で対応することも考えられる。しかし、大混乱の要因が単なる投資家のリスク回避ではなく、信用不安であった場合、マイナス金利拡大などの緩和策では、収益圧迫が懸念される銀行株が下落するなど「火に油を注ぐ」ことになりかねない。流動性供給以外に何ができるか、当局の対応に注目が集まりそうだ。

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