●リオ五輪 都議団視察、予算大幅に上回る可能性
日テレ 20日
リオオリンピック・パラリンピックの視察をめぐって、都議会で新たな問題が浮上しています。
JNNが入手した資料。都議会は視察のための経費として6200万円を予算に計上していますが、関係者によりますと、この費用が予算を上回る可能性があるというのです。
視察はオリンピックとパラリンピックの開会式、閉会式に合わせて、延べ27人の都議が4回に分かれて行うことになっています。しかし、東京都によりますと、リオ市内のホテルの予約や航空券の確保もできておらず、直前に高騰した価格で予約すると、予算を大幅に超える可能性があるというのです。
都によりますと、その場合、議会で経緯を説明すれば予算オーバーは許されるといいますが・・・。
「知事のスタンスに懸念を示しております。知事は全く聞く耳を持たず、大名行列とも言われる高額海外出張費案などは、まさにその心配が現実のものとなったものであります。今回が苦言を呈する最後の機会になるかもしれません。都民はもはや、あなたを信用などしていません」(都議会自民党 堀 宏道 議員)
これまで高額な出張経費問題では舛添知事を厳しく攻めた都議会側。今回の視察には、どう対応するのでしょうか。
「8月から9月にかけて行くわけですよね、行き帰りの時間もかなりかかりますし、開会式に出たり閉会式に出たりということ。相手の五輪組織委員会の方たちから話を伺うといったって、(五輪)開催中ですから、これはかなり困難」(都議会共産党 大山とも子 幹事長)
今回、共産党の議員は経費削減を理由に視察を辞退しました。自民、公明、民進などの今後の対応は分かっていません。 |