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てらまち・ねっと



 国政や大選挙では、マスコミの報道は多いけど、候補者への批判や誘導は禁忌。
 それが安倍政権になってから、報道しないという自主規制や意図的な報道で誘導していると思えることが少なくない。
 かつては、自民党のどのトップも、報道をコントロールすることは(したい願望があっても)実際には、ほぼ、できなかった・・それが安倍政権は違う。牛耳っている。

 今回は、都知事選。ここのところの「投票予測」が如何にも恣意的と受け止めていたら、見事な指摘があったので要点を記録しておく(詳しくはリンク先の全文をご覧あれ)。

 「永田町徒然草」の白川勝彦氏は、ツイッターで「私は自民党の総務局長として、世論調査を誰よりも多くやった。その経験に基づいて、昨晩から今まで現時点における予測をした」として、次の要点で明記している。

 ●≪ <<これが現状だ>> 小池と鳥越が激しく競り合う。増田は苦戦(永田町徒然草 No.1854 16年07月26日 白川勝彦)
 昨日から早速テレビや新聞が、世論調査と称しながら世論誘導情報を流し始めた。・・今回どの新聞の世論調査も、専門的にいえば、世論調査と呼べるようなシロモノではなかった。・・誰が当選するかを本当に予測するための世論調査ならば、作業そのものは土日に行っても、その集計・分析、さらには独自取材を行えば、月曜日に発表することなどできる筈がない。

 ・・「投票する人を決めていない人が4割」というのでは、投票行動を予測することなど、できる筈がない。それにもかかわらず、マスコミが一斉に世論調査と称して報道を始めたのは、当選者を予測するためではなく、ある者を当選させたいからなのである。だから、「小池候補一歩リード」あるいは「小池候補と増田候補が“競り合う”」などと報じたのだ。
 ・・要するに、「鳥越候補はもう当選圏内にはいないよ」と印象付けたいだけなのである。それが、政府与党の思惑なのだ。

 ・・だから、昨晩から未明にかけて、私のこれまでの選挙の経験に基づいて、現時点における予想を真剣にしてみた。・・その結果は、「小池候補と鳥越候補が、横一線で激しく競り合う。増田候補は苦戦」であった。

 やはり、『週刊文春』報道は、鳥越候補にとってマイナス材料であり、そのことは、加味せざるを得なかった。選挙妨害なんてもんじゃない。まさに“白色テロ”なのだ。だから、「政府とマスコミの合作によって行われる、政敵を抹殺する行為」と、私は激しく非難した。しかし、まだ鳥越候補は踏ん張って残ってる。
 私が今いちばん懸念しているのは、『週刊文春』が今週また、鳥越候補を貶おとしめる悪質な記事を書くのではないかということである。安倍右翼反動内閣が後ろ盾に付いてるのだから、それはあり得ることだ。≫

 この悪意に満ちた「鳥越たたき」については≪日刊ゲンダイ 7月25日≫で次のように整理されている。

 ★≪大メディア横並び“鳥越叩き”の異常 /異常な事態。鳥越氏に対する週刊誌スキャンダルで、一部を除く新聞・テレビが「疑惑」と称し、横並びで鳥越氏をガンガン叩きまくっている。・・百歩譲ってメディアが都知事としての「資質を問う」意味で、鳥越氏を叩いているのであれば、日刊ゲンダイが繰り返し取り上げている小池百合子氏の不可解な政治資金の流れもキッチリ調べて報じるべきだろう。2代続けて都知事が「政治とカネ」問題で辞職したのだ。これ以上、同じ轍を踏まないためにも徹底的に追及するべきだ。

 ・・そもそも新聞・テレビは過去の都知事選で、候補者のネガティブ情報を「選挙妨害」になるとしてロクに触れてこなかった。舛添前知事の政治資金の還流だって、日刊ゲンダイは前回の都知事選の最中に繰り返し取り上げたが、メディアはダンマリを決め込んでいたではないか。それなのに今回はロクな根拠も示さずに「鳥越叩き」に血道を上げているから、どうかしている。≫

 ふむふむと納得のいく論調。
 ところで、こちらは、来週8月6.7日の名古屋での議員の皆さんへの講座のレジメづくりを昨日から進めている。

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● 白川 勝彦 ‎@Lbrl_Shirakawa
私は自民党の総務局長として、世論調査を誰よりも多くやった。その経験に基づいて、昨晩から今まで現時点における予測をした

● <<これが現状だ>> 小池と鳥越が激しく競り合う。増田は苦戦
            永田町徒然草 No.1854 16年07月26日 白川勝彦
 昨日から早速テレビや新聞が、世論調査と称しながらせっせと世論誘導情報を流し始めた。世論調査を報じている新聞を、全て取り寄せて読んでみた。これまでは、世論調査を発表する場合、実数値こそ示さないものの、どのような調査をしたかということを紙面上明らかにするのが常だった。その調査方法をみれば、専門家ならば、その世論調査の信用性を判断できるのである。

ところが、今回どの新聞の世論調査なるモノも、専門的にいえば、世論調査と呼べるようなシロモノではなかった。それは、当然のことなのであろう。誰が当選するかを本当に予測するための世論調査ならば、作業そのものは土日に行っても、その集計・分析、さらには独自取材を行えば、月曜日に発表することなどできる筈がないのだ。嘗ては、投票日数日前の水曜日か木曜日の新聞紙上で発表したものである。

「投票する人を決めていない人が4割」というのでは、投票行動を予測することなど、できる筈がないではないか。それにもかかわらず、マスコミが一斉に世論調査と称して報道を始めたのは、当選者を予測するためではなく、ある者を当選させたいからなのである。だから、「小池候補一歩リード」あるいは「小池候補と増田候補が“競り合う”」などと報じたのだ。


「小池候補一歩リード」は、十分にあり得ることである。しかし、「小池候補と増田候補が“競り合う”」などということは、およそ選挙というものを知っている者ならば、あり得ないことだと分かる。恥ずかしげもなく、良くもまぁ、そのようなことを大々的に言うものだ。要するに、「鳥越候補はもう当選圏内にはいないよ」と印象付けたいだけなのである。それが、政府与党の思惑なのだ。

こんな出鱈目な世論誘導報道が横行しているのだから、昨晩から未明にかけて、私のこれまでの選挙の経験に基づいて、現時点における予想を真剣にしてみた。私がもっとも重視したのは、先に行われた参議院選挙東京選挙区の得票である。これに、都知事選告示日前後から今日までの諸情勢を総合的に加味して、数値を弾はじき出した。

話題の三候補
その結果は、「小池候補と鳥越候補が、横一線で激しく競り合う。増田候補は苦戦」であった。やはり、『週刊文春』報道は、鳥越候補にとってマイナス材料であり、そのことは、加味せざるを得なかった。選挙妨害なんてもんじゃない。まさに“白色テロ”なのだ。だから、「政府とマスコミの合作によって行われる、政敵を抹殺する行為」と、私は激しく非難したのだ。しかし、まだ鳥越候補は踏ん張って残ってる。

私が今いちばん懸念しているのは、『週刊文春』が今週また、鳥越候補を貶おとしめる悪質な記事を書くのではないかということである。安倍右翼反動内閣が後ろ盾に付いてるのだから、それはあり得ることだ。鳥越候補には優秀な弁護団が付いているのだから、“発売禁止の仮処分”を準備しておいた方が良いと、私は考える。

昨夕と昨晩、私は、鳥越候補の街頭演説会と個人演説会に行った。参会者は多く、熱気に満ちていた。参会者の多くは、“白色テロ”などという物騒な言葉は知らないだろうが、事態が深刻であることは、十分に分かっているようだった。そう、事態は本当に深刻なのだ。民衆はスクラムを組んで、卑劣にして凶暴な権力者と戦うしかないのだ。私は、その先頭に立つ。
・・・・・(略)・・・


● 永田町徒然草/政府とマスコミの合作で、政敵を抹殺する行為である。…『週刊文春』の鳥越報道
    永田町徒然草 No.1852 16年07月26日 白川 勝彦 
・・・・・(略)・・・今回の構図は、『週刊文春』の発信情報を、他のマスコミが拡散するというやり方である。『週刊文春』という媒体は、それなりの知名度と重さがある。さっそく今朝、私も『週刊文春』を買って読んだ。書いてある記事は、伝聞が殆んどであるし、疑問点も多くある。問題は、このような内容の記事を掲載した『週刊文春』を、なぜこの時期に発刊したかである。
・・・・・・(略)・・・
ところで、今回ような巧妙な構図での鳥越攻撃をいったい誰が考え、実行したのだろうか。いまや政府与党とマスコミの関係は、“ズブズブ”である。これはもう周知の事実と言って良い。だから、阿吽の呼吸でいとも簡単にこういう構図が出来るのだ、

●小沢事件と同じ構図…大メディア横並び“鳥越叩き”の異常
       日刊ゲンダイ  2016年7月25日
 ちょっとどころじゃない。かなり異常な事態だろう。都知事選に出馬している野党統一候補のジャーナリスト、鳥越俊太郎氏(76)に対する週刊誌スキャンダルで、一部を除く新聞・テレビが「疑惑」と称し、横並びで鳥越氏をガンガン叩きまくっていることである。

 候補者とはいえ、選挙に出馬表明し、“公人”となった以上、法令違反などが確認されれば批判にさらされるのはやむを得ない。辞職した舛添要一前都知事が連日、新聞・テレビにぶっ叩かれたのも、公用車の私的利用や、多額の政治資金の身内企業への還流――といった具体的な事実が確認されたためだ。

 しかし、今回の鳥越氏のケースは果たして舛添氏と同じなのか。腑に落ちないのは、そろって「根拠」は週刊誌報道だけという点だ。百歩譲ってメディアが都知事としての「資質を問う」意味で、鳥越氏を叩いているのであれば、日刊ゲンダイが繰り返し取り上げている小池百合子氏の不可解な政治資金の流れもキッチリ調べて報じるべきだろう。2代続けて都知事が「政治とカネ」問題で辞職したのだ。これ以上、同じ轍を踏まないためにも徹底的に追及するべきだし、フワフワした「疑惑」よりもよっぽど取り上げる意味がある。

そもそも新聞・テレビは過去の都知事選で、候補者のネガティブ情報を「選挙妨害」になるとしてロクに触れてこなかった。舛添前知事の政治資金の還流だって、日刊ゲンダイは前回の都知事選の最中に繰り返し取り上げたが、メディアはダンマリを決め込んでいたではないか。それなのに今回はロクな根拠も示さずに「鳥越叩き」に血道を上げているから、どうかしている。

「生活の小沢一郎代表を叩きまくった『小沢事件』と同じ構図です。当時もメディアは検察リークに乗って小沢代表を犯人扱いして大々的に『疑惑』報道したが、結果、小沢代表は無罪でした。今回だって鳥越候補は事実無根と強調しているのに、構わず袋叩き。選挙期間中だけにイメージ低下は避けられないでしょう。鳥越氏側は東京地検に公選法違反の疑いなどで刑事告訴しましたが、結論が出るときには選挙は終わっている。これで本当に事実無根となったら、メディアはどう責任を取るつもりなのか」(司法ジャーナリスト)

政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。
「大手メディアが公平中立を掲げるのであれば、他の候補の“疑惑”も同様に報じるべきです。ところが鳥越氏以外は聞いたことがない。他の候補も『政治とカネ』問題や、豪華出張旅費などの問題があるにもかかわらずです。これは公平中立ではない。警察・検察の言いなりになってロクに検証もしないまま報道し、結局、冤罪事件となった構図とまったく同じです」

 鳥越氏の弁護団が各メディアと大訴訟合戦を繰り広げる日も近い。

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