・・・「願いはかなう、思いは伝わる」よね。
若き女性ピアニストと花火師の恋は、突然終わりを迎えた。 それから十余年…。
伝説と化した「恋する花火」と「恋するピアノ組曲」が残った。
ご存知の通り、これは「天国の本屋~恋火」のキャッチコピー。
ここで登場する「恋する花火」とは、「その花火を見ればふたりの恋は成就する」というもの。
最近の派手な色のケバイ花火とは一線を画した、古い日本の花火だ。
徳川家康が感動したという「和火(わび)」。
硝石・硫黄・木炭を主として作られた火薬で、色は赤橙色のみ。
実際、浮世絵にも、当時の花火の色は赤橙色一色で描かれている。
ここに来て、このほっとするようなシンプルな色合いの花火がまた復活しているようだ。
江戸時代初期から維新前までに日本の煙火師達が工夫を重ね作っていたという花火。
人に夢を与える仕事である煙火師。
「天国の本屋~恋火」では、亡くなる前の花火大会で恋人が花火を上げてくれないのを知って若き女性ピアニストは泣き崩れた。
花火から全く遠ざかり伝説の花火を封印してしまったかの煙火師。彼はどんな思いで最後の花火を打ち上げたのだろう。
「恋する花火」と「恋するピアノ組曲」が最後つながっていく場面では、久しぶりに涙がじわりとにじんだ。
ちょっと優しい気持ちになりたい時にどうぞ。
『天国の本屋 ~恋火~』
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