カレッタ汐留のイルミネーションは、土地柄、青い海原(ブルーオーシャン)への船出をイメージしているのだろう。
だが、この季節、厳重な防寒コートをはおったカップルたちを見ていると、まるで白銀の世界にいるような錯覚を覚える。
ならばいっそのことと、ハイキー調で夜のゲレンデをイメージしてみたり。。
「ある愛の詩」とは、エリック・シーガルの小説を原作とする1970年のアメリカ恋愛映画。
富豪の息子と庶民の娘との悲恋物語だ。
主人公のライアン・オニールは、まさに、はまり役のおぼっちゃま役で、ヒロインのアリ・マッグローは、こんな知的な美人が世の中にいるのかと、当時、中坊のぼくの胸をときめかした女優だった。
ストーリーは、現代のロミオとジュリエットのようなシチュエーションに、不治の病にかかるヒロインという設定。親の反対を押し切って一緒になるも、新しい生活が始まったばかりだというのに、ヒロインは病気で亡くなってしまう。
彼女が亡くなった後、冬のセントラルパークに一人でポツンと座る彼の後ろ姿が、何とも言えなかった。
「愛とは決して後悔しないこと」
病院を後にして、結婚に反対していた父親に彼はつぶやく・・・。
2人が、雪のニューヨークのセントラル・パークをデート中、ライアンは彼女に見事に”体落し”をかける。アイスホッケーの技だ。もつれ合って雪の中に転がりキスを交わす2人。
オトナって、あんなことをするんだ・・・中学生だったぼくが恋愛のテクニックを学んだのも、この映画だった。
雪の中に転がらされて喜ぶのは、雪の降らない地方の人々だろう。雪国育ちの女性なら、雪の中に頭から放り込まれたら、絶対に相手の人格を疑う。そもそも、雪国では、雪の積もった公園に足を踏み入れるなんてできやしない。・・・だから、この映画で学んだテクニックはこれまでに使えずじまい。
東京で雪の降った日に公園でこんなことを彼女にしたら、びしょぬれになった彼女にグーで殴られるのは間違いない。・・・パウダー・スノーのゲレンデでやってみるのは、ひとつの手かもしれない。愛とは決して後悔しないこと。結果がどうなろうとも、後悔しない覚悟が必要だが・・・
無理かなとは思いながら、BGMに映画のテーマ曲を使ってみたら、なかなか良さそうだ。
Where do I begin?で始まるAndy Williamsの歌は、映画の後に詩がつけられたらしい。
訳詩は後日にきっと・・・。
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