蒲原有明に「さいかし」(『独絃哀歌』1903)
”落ち葉林の冬の日に
さいかし一樹(ひとき)、
(さなりさいかし)
その実は梢いと高く風にかわりけり。
落葉林のかなたなる
里の少女は
(さなりさおとめ)
まなざし清きその姿なよびたりけり。”
冬の雑木林で見かけた「さいかし」
マメ科の植物で、15mぐらいの落葉高木。
種子は薬用に、その莢(サヤ)はサポニンを含むので石鹼の代用品になったらしい。
北上市のみちのく民俗村にある古民家の土間に、サイカチが紐で下げられていた。
地元の子供たちは冬の日に雪の中に砕いて入れ、ねっぱこいシャーベットを作って
遊んでいたという。
気に入った写真や記事がありましたら応援のクリックよろしくお願いします。
にほんブログ村