五箇山の村上家で聞いたこきりこ節。築400年の古い民家の居間にどうどうと響き渡る歌だった。
古き日本の家屋には、暖簾、すだれ、格子、障子、欄間など、季節の風を感じ、光の陰影を味合う仕掛けが随所に見られる。
また、木や土や石などの自然の素材が、摂理にそった使い方がされ、繊細に造形美を作り出し温かみのある、すがすがしい空間となっている。
まさに長い時間を経ても、飽きられたりすることのない本物の建築。
日本の伝統建築を見ていると、古来、人は丁寧に自然と付き合い、ゆったりとした時間の中で生きてきたことが分かる。
日本の原風景。豪雪地帯の郷愁を誘うものがここにはある。
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