tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

花冷え

2011-04-03 23:37:24 | プチ放浪 都会編

 
 
 
 
 

上野から帰りの電車で、ぼくの前のドアのところに立っていた若い女性は、福島の人だった。
彼女が友達に話していた津波の話が耳に入ってきて、・・・涙がポタポタ落ちてきて困ってしまった。
おかげで、2駅乗り過ごしてしまった。

悲惨な現地の情報。どちらを向いても、どこを見ても目や耳に入ってくる。こうした震災の話は、亡くなった方たちを決して忘れないように、いつまでも語り継ぐべきものだろう。けれど、毎日、そうした情報を受け入れているうちに、被害がまったくなかった人々も、震災で被害を受けたような仮想的な想いにとらわれてくる。tetujinのブログでは、震災のことは封印したつもりだった。だが、そうもいかない。

上野公園は、桜が満開だった。心のどこかで、桜なんてまだまだ咲くはずないと頑なに思っていた。だが、季節は確実に動いている。
公園には、うえの桜まつりの中止を告げる看板が立っていた。節電のため、灯りを落とすせいで花見客の安全が確保できない。その理由は別にしても、花見は自粛するように書き添えてあった。
花見の自粛に対し、どこかの政治家が「権力をかさに着て自由な行動を妨げるのはどうか」と言ったらしい。この国のリスク管理の考えは、どうなっているのだろう。
いろんなことを言えば日本の政治が良くなると思っているのだろう。だが、これまでの数々のパフォーマンスはすべて違った方向に走っているように思えてならない。

というぼくも、Youtube にあげた動画に「関東で倒壊した建物はひとつもなかった」とやっちまっている。政治家なら顰蹙モノのパフォーマンスだ。
だれかから苦情が来たら、謝罪するつもりでいる。しかし、今のところそれはない。だれもぼくのあげた動画など見てはいないのかもしれない。

でも、震災にあった人々が口々に「大丈夫です。元気です」と、全然大丈夫じゃないのに気丈に言うのを聞いていると、関東で被害があったなんて書けないじゃないですか。きっと、関東の人たちも分かってくれていると勝手に思っている。

・・・電車の彼女。友人との会話を盗み聞きしてゴメンな。そいて、キミが声を大にして言いたかったことをこのブログに書けずにごめんなさい。・・・いつか書ける日が来るかもしれない。それまではゴメン。

冷静になって、みんなが笑顔になれるような文章を書こうとしているつもりなのだが、涙が出ちゃうのはなんでだろう。


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