今月のしつらいは西洋ススキ(パンパスグラス)だった。キツネって実物をはっきり見たことがないけど、パンパスグラスの柔らかな金色した長さ50~70cm花穂は、まさにキツネのしっぽ。凛々しく空に向かい、夏バテ気味なこの時期に元気を分けてくれる。
原産地はブラジル、アルゼンチン、チリなどの南米大陸の草原(パンパス)。さながらススキの親分という風情だ。
さて、しえとで使っている陶磁器。店の女性に聞いてみたら、栃木県烏山の陶芸工房 瀧田項一氏の手によるものとのこと。
瀧田項一氏。昭和21年東京美術学校工芸科卒業。富本憲吉、濱田庄司に師事。昭和28年日本民芸館新作展にて個人賞受賞。昭和34年国画会会員に推薦される。
・・・ぬくもりのある白磁、色絵磁器が特徴だ。
かつての陶磁器の巨匠たちは、若い頃、京都市陶磁器試験場に通っている。楠部彌弌、濱田庄司、河井寛次郎、そして瀧田項一氏。やきものは、化学と芸術が密接な独特の芸術なのだろう。
和美(わび)。大家が作った陶芸作品はとても手が出る価格じゃない。でも、名も無い陶工が作る普段の陶器にも美しさがやどる。ぼくの写真は、いつかは、和美(わび)の世界に行くのだろう。でも今は、もう少しだけ、都会を、そして人を見ていたい。
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