山口百恵が歌った「秋桜(コスモス) さだまさし作詞」。
阿木燿子・宇崎竜童による精一杯のツッパリの曲が多かった彼女だが、一転して日本的な女性らしさを見せた。
コスモス。実はメキシコ原産で、明治20年ごろ渡来した帰化植物だ。
陽気なメキシコ高原の風にゆれる花が、秋の日本的な風景に溶け込むのも意外な展開。
しなやかに花茎を伸ばし、ピンクや白の花をちらほら咲かせるコスモス。
ぼくが子供のころは、誰にも、とりたてて好きとか、かわいいとか言われることのない花だった。
1.0~1.5mまで伸びた株が、枝を大きく広げて、ちいさな樹木のようになった。
花びらは、すらりと細長く、その先端には鋭いV字型の小さな切り込みが入っていた。
自分より大きな株をあおぎみると、花びのあいだから秋の空が見えた。
コスモスほど、風の好きな花はないかもしれない。細い茎を風にまかせて、ゆらゆら、ゆらゆら揺れる。
きっとコスモスが人々の心象に残るようになったのは、「コスモス街道」のイメージからかもしれない。
心中をせんと泣けるや雨の日の白きこすもす赤きこすもす 与謝野晶子
雨にぬれるコスモスもまたいいかも。
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