米中西部ミネソタ州で白人警官により、偽造の20ドル札使用の疑いで黒人男性ジョージ・フロイド氏が拘束され、約9分間にわたり首を膝で地面に押さえつけられて死亡した。
（閲覧注意）
https://www.youtube.com/watch?v=oejaHE5jUaA
彼は、首を圧迫される中、「お巡りさん、息ができない」と訴えている。丸腰で無抵抗のフロイド氏に対する殺人を警官が意図したことは明らかだ。多くの黒人が日常で感じ、体験する法制度や国のあり方の隠喩が「息ができない」という叫びだ。
だが、検視では「窒息が認められなかった」とのことだ。
フロイド氏を死亡させた容疑者の警官には、「人命の尊さに著しく無頓着な心理状態で、意図せずに犯した第3級殺人」の容疑がかけられているが、どうなんだろう。
検察も警察も同じ州政府の身内。一般市民から選ばれた陪審員で構成される大陪審も、検察の決定を覆すことはほぼない。
だからこそ、アメリカ中が抗議している。